わんぱく戦争
わんぱく戦争 | |
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La Guerre des boutons | |
監督 | イヴ・ロベール |
脚本 | フランソワ・ボワイエ イヴ・ロベール |
原作 | ルイ・ペルゴー |
音楽 | ジョゼ・ベルグマン |
主題歌 | 「わんぱくマーチ」 |
撮影 | アンドレ・バック |
編集 | マリー=ジョセフ・ヨヨット |
制作会社 | Les Productions de la Guéville |
配給 | ゴーモン |
公開 | 1962年4月18日 1963年3月13日 |
上映時間 | 90分 |
製作国 | フランス |
言語 | フランス語 |
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『わんぱく戦争』(仏: La Guerre des boutons、英: War of the Buttons)は、1962年に公開されたフランス映画。ジャン・ヴィゴ賞受賞作品[1]。ルイ・ペルゴー(英語版)の小説『ボタン戦争(英語版)』を原作としている[2]。監督はイヴ・ロベール。
概要
2組の少年グループの戦いがエスカレートして本格的な暴力に入っていく様子を描いたヒューマン映画。ただし、エンディングでは両方の大将格の少年が偶然にも施設で出会い、和解する。『あばれはっちゃく』のフランス版と評されることがある[2]。
主役を含む子役の大半は演技経験がない[2]。登場人物の一人である”ちびジビュス”の口癖「嫌んなっちゃう、来なきゃよかったよ」("si j'aurais su, j'aurais pas v'nu")というセリフはフランスで流行した[注 1][3]。
実はペルゴーの原作の映画化は2度目であり、最初の映画化は1936年にジャック・ダロワによって「La Guerre des gosses ボタンと戦争(フランス語版)」(日本未公開)の題で映画化された。 本作は2度にわたってリメイクされており、1回目は1994年のアイルランド映画『草原とボタン(英語版)』で、2回目は2011年にフランスでリメイクされた[4]。
劇中曲の「わんぱくマーチ」はNHKの『みんなのうた』にも選ばれ、阪田寛夫による日本語歌詞がつけられて1964年12月に放送された[3][5]。
キャスト
※子供は基本的にノンクレジットとなっている。
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | ||
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テレビ版1 | テレビ版2 | 劇場公開版 | ||
ルブラック | アンドレ・トルトン(フランス語版)[注 2] | 田中雪弥 | 沢井正延 | 金村明日香 |
ラズテック | ミシェル・イセラ[注 2] | 内野惣次郎 | 山田隆夫 | 中島咲紀 |
ちびジビュス | アントワーヌ・ラルチーグ(フランス語版)[注 2] | 喜多道枝 | 山北尚樹 | 小林由美子 |
兄のジビュス | フランソワ・ラルチーグ(フランス語版)[注 2] | 雷門ケン坊 | 乾真由璃 | |
バカイエ | ジャン=ポール・ケレット[注 2] | 坂本育子 | ||
牧師 | フランソワ・ボワイエ(フランス語版)[注 2] | |||
ガストン | クリストフ・ブルセイエ(英語版)[注 2] | |||
ミグラリュンヌ | ?[注 2] | |||
カミュ | ?[注 2] | |||
ラクリック | ?[注 2] | 杉森多恵子 | ||
マリー | マリー=キャサリン・ファブレル[注 2] | |||
ルブラックの父 | ジャン・リシャール(フランス語版) | 寺島幹夫 | 伊田侑平 | |
ルブラックの母 | イヴェット・エティエヴァン | |||
ラズテックの父 | ジャック・デュフィロ(フランス語版) | 宮本雅行 | ||
ラズテックの母 | ミシェル・メリッツ(フランス語版) | |||
バカイエの父 | ミシェル・ガラブリュ | |||
バカイエの母 | ルイゼット・ルソー(フランス語版) | |||
ミグラリュンヌの父 | ロベール・ロリス(英語版) | |||
学校の先生 | ピエール・ツラボー(英語版) | 松嶋潤 | ||
ベドウィン | ピエール・チェルニア | |||
郵便配達員ネスター | クロード・コンフォルテス(英語版) | |||
タ・ゴール | ポール・クラウシェ(フランス語版) | |||
農民 | アンリ・ラビュシエール(英語版) | |||
知事 | イヴ・プノー(フランス語版) |
- テレビ版1:放送日1968年1月18日 東京12ch『名画劇場』他
- テレビ版2:初回放送1972年1月9日 フジテレビ『サンデー洋画劇場』
- 劇場公開版:2021年のリバイバル公開時に制作、公開されたもの[6]。
- その他吹替:桐島ゆか、前田あやの、名越康貴、新田純輝、専門学校東京クールジャパン声優学科[注 3]
スタッフ
- 監督:イヴ・ロベール
- 脚本:フランソワ・ボワイエ(フランス語版)、イヴ・ロベール
- 原作:ルイ・ペルゴー(英語版)『ボタン戦争』
- 撮影:アンドレ・バック(英語版)
- 編集:マリー=ジョセフ・ヨヨット(フランス語版)
- 音楽:ジョゼ・ベルグマン(フランス語版)
日本語版(劇場公開版)
- 演出:五十嵐正男
- 翻訳:テレトップスタジオ
- 録音・調整:伊東恵一
- 制作:合同会社十音
脚注
注釈
- ^ このセリフには文法の間違いがあり、本来ならば "si j'avais su, je ne serais pas venu"となる。なお、このセリフは原作小説には存在しない。
- ^ a b c d e f g h i j k クレジットなし
- ^ 「協力」としてクレジット。
出典
- ^ “わんぱく戦争”. イレブン名画座. BS11. 2021年7月5日閲覧。
- ^ a b c うず潮 (2017年1月10日). “個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2017年2月】”. ザ・シネマ. 2021年7月5日閲覧。
- ^ a b “フランスの悪ガキたちがスクリーンに帰ってきた!「わんぱく戦争」デジタルリマスター版、8月公開”. 映画.com. (2021年6月3日). https://eiga.com/news/20210603/17/ 2021年7月5日閲覧。
- ^ La Guerre des boutons (2011 remake) - IMDb(英語)
- ^ “わんぱくマーチ”. みんなのうた. NHK. 2021年7月5日閲覧。
- ^ “8/6(金)公開のフランス名作映画「わんぱく戦争」(デジタルリマスター) 吹替版の製作発表&キャスト解禁‼”. PR TIMES. (2021年7月19日). https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000053102.html 2021年7月29日閲覧。
関連項目
- レイモン・サヴィニャック - 本作のポスターを手掛けた画家。
- わんぱく旋風 - 出演者の一人であるアントワーヌ・ラルチーグ(フランス語版)が主演を務めた映画作品で、本作の翌年に公開された。
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- 映画『わんぱく戦争』【デジタルリマスター版】 (@wanpakusenso) - X(旧Twitter)
- わんぱく戦争 - allcinema
- わんぱく戦争 - KINENOTE
- La Guerre des boutons - IMDb(英語)
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