アリマンタシォン・クシュタール
モントリオール市にあるCouche-Tardの店舗 | |
種類 | 公開会社 |
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市場情報 | TSX: ATD.A, ATD.B |
業種 | コンビニエンスストア |
設立 | 1980年 |
創業者 | Alain Bouchard |
本社 | カナダケベック州ラヴァル |
売上高 | $54.1 billion (2020)[1] |
利益 | $2.353 billion (2020)[1] (2018年[1]) |
従業員数 | 約105,000人[1] (2018年[1]) |
部門 | クシュタール |
子会社 | サークルKストアーズ |
ウェブサイト | www.couche-tard.com |
アリマンタシォン・クシュタール(フランス語: Alimentation Couche-Tard、意味はAlimentation=食品・Couche Tard=夜ふかし)はカナダケベック州モントリオール郊外のラヴァルに本社があり、カナダ・米国などにコンビニエンスストア「クシュタール」を展開する会社である。トロント証券取引所に上場している。
概要
コンビニエンスストアやガソリンスタンドを中心に展開する企業である。
1980年にケベック州ラヴァルで初めてコンビニエンスストアのクシュタール(Couche-Tard)を開店して以来、さまざまな買収も経て、北米有数のコンビニ網を確立した[2]。2022年現在ではアリマンタシォン・クシュタールグループ全体でコンビニエンスストア・ガソリンスタンドを合わせて米国にて7,100店舗超[3]、カナダにて約2,100店舗[3]、その他各国を合わせて北米合計で約9,300店舗展開する[3][4]ほか、ヨーロッパでは2,700店舗強展開しており[4]、それ以外の国を含めた世界各国合計で約14,500店舗運営している[5][6]。2022年の米国のコンビニエンスストア店舗数ランキングではアリマンタシォン・クシュタール全体で2位となっている[7]。
1994年にはマックスミルク(英語版)社よりマックスコンビニエンスストア(Mac's Convenience Stores)の一部の店舗を買収しデパン エスコンプト クシュタール(Dépan-Escompte Couche-Tard)に転換。残る店舗も1999年までに全て買収され、2015年から2018年にかけてサークルKに転換している[8]。
2002年にデイリーマート(Dairy Mart)をサラ・リー(英語版)社より買収。このデイリーマートとはサラ・リー社が前身のコンソリデーテッド・フーズ(英語版)社だった時代にローソンズ・ミルク社を買収し米国のローソンを転換したコンビニエンスストアであった[9]。のちに当社の下でサークルKに転換されており[10]、これらの経緯から米国のサークルKではローソンブランドを冠した商品を取り扱っている[11]。
2003年には米国のザ・サークルKを買収し、同社をサークルKストアーズに改称。コンビニエンスストアのサークルK(Circle K)を世界的に展開するようになった。
2015年3月にコンビニエンスストアチェーンを運営するパントリー(英語版)社を買収[12]。同社が運営していたコンビニエンスストアのカンガルー急行(Kangaroo Express)もサークルKに転換された[13]。
2017年7月にはホリデーステーションストアーズ(英語版)合同会社を買収[14]。同社が運営していたコンビニエンスストアのホリデーステーションストアーズ(Holiday Stationstores)を引き続き米国内にて展開している[7]。
2020年には利豊社の子会社の利亜零售有限公司(中国語版)社(通称:CRA)より香港およびマカオのサークルK(OK便利店)事業を継承した[15]。
2021年には当社がカルフール(Carrefour)を買収することで両者が合意、しかしフランス政府が拒否権を行使したため最終的には友好的業務提携にとどまっている[16]。
2022年には、当社が支援する超高速配達サービスであるフードロケットをサークルKの米国の店舗に導入した[17]。
グループで保有するブランド
- 現存
- クシュタール - カナダで展開するブランド[7]。当社で運営している。
- デパン エスコンプト クシュタール - 当社で運営している。
- サークルK - 世界各国で展開するブランド[7]。子会社のサークルKストアーズが展開。一部の国・地域の店舗は当社で運営している。
- OK便利店 - サークルKの中国語圏での店舗ブランド。そのうち香港とマカオの店舗は当社で運営している。
- ホリデーステーションストアーズ - 米国で展開するブランド[7]。当社で運営している。
- 消滅
- マックスコンビニエンスストア - 最初に買収された店舗はデパン エスコンプト クシュタールに、残る店舗はサークルKに転換し消滅。
- デイリーマート - サークルKに転換し消滅。同名の日本のスーパーマーケットとは無関係。
- カンガルー急行 - サークルKに転換し消滅。
出典
- ^ a b c d e Annual Report 2020
- ^ アリマンタシォン・クシュタールの歴史(フランス語)
- ^ a b c Circle K Resolves Disability Discrimination Charges
- ^ a b “カナダのコンビニ大手クシュタールがカルフールに買収提案、1株20ユーロで”. Diamond Retail Media. 2022年11月9日閲覧。
- ^ Standard Cognition、米国のサークルK店舗にレジ無しチェックアウトを提供|Standard AIのプレスリリース
- ^ Circle K closes two Thunder Bay stores - TBNewsWatch.com
- ^ a b c d e Alimentation Couche-Tard Inc. Convenience Store News & Petroleum - C-Store News
- ^ All Western Canada Mac’s Convenience Stores to become Circle K
- ^ Dairy Mart Uncovers Piece of History
- ^ Dairy Marts Renamed
- ^ Abraham, Lisa (2009年1月13日). “Lisa Abraham: Lawson's stores prosper in Japan”. Akron: Akron Beacon Journal. オリジナルの2012年9月11日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120911070635/https://www.ohio.com/lifestyle/lisa-abraham-lawson-s-stores-prosper-in-japan-1.152324 2019年10月12日閲覧。
- ^ Ohnesorge, Lauren (2014年12月18日). “Cary's The Pantry stores sells for $861M to Circle K parent”. Triangle Business Journal (American City Business Journals). https://www.bizjournals.com/triangle/news/2014/12/18/the-pantry-cary-nc-sold-to-circle-k-parent.html 2020年8月20日閲覧。
- ^ “Kangaroo Express - Learn More About Who We Are” (英語). Kangaroo Express. 2019年2月17日閲覧。
- ^ Couche-Tard buying U.S. convenience store Holiday; deal includes over 500 locations
- ^ “利亞零售以近28億元出售OK便利店業務並擬派特別息|財經|商業電台 881903” (中国語). 商業電台 881903 (2020年11月5日). 2020年11月17日閲覧。
- ^ “Carrefour et Couche-Tard discutent finalement d'"opportunités de partenariats opérationnels"” (フランス語). 2022年11月9日閲覧。
- ^ C-store chain Circle K debuts ultrafast delivery with Food Rocket | Grocery Dive
関連項目
- サークルK
- List of convenience stores#Canada(英語)
外部リンク
- 公式ウェブサイト(フランス語)
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