ガラパゴスササゴイ

ガラパゴスササゴイ
ガラパゴスササゴイ
ガラパゴスササゴイ Butorides sundevalli
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: ペリカン目 Pelecaniformes
: サギ科 Ardeidae
: ササゴイ属 Butorides
: ガラパゴスササゴイ B. sundevalli
学名
Butorides sundevalli (Reichenow, 1877)
和名
ガラパゴスササゴイ
英名
Lava Heron
(Galapagos Heron)

ガラパゴスササゴイ(ガラパゴス笹五位、Butorides sundevalli)は、ガラパゴス諸島固有種となるサギ科の鳥類である。

形態

全長35cm、翼開長63cm[1]。成鳥は石板灰色で、硬化した溶岩にとけ込むのに役立つ。背の羽毛は通常、銀色の光沢があり、頭に短い冠羽をもつ。繁殖期には、黒いくちばしと鮮やかな橙色の足をもつが、繁殖期後、それらは次第に灰色にくすむ。

生態

一般に体を屈めているのが見られ、鋭い声で鳴く。留鳥性の強い鳥で、ガラパゴス諸島すべての潮間帯およびマングローブ林に生息する。小さなカニにゆっくりと忍び寄り、素速く突くように採餌する。また、サボテンの近くに集まるハエを食べることも知られている。

ほとんどのサギ類と異なり、ガラパゴスササゴイは一組のつがいだけで、マングローブ林の低い枝もしくは溶岩石の下に巣を作る。周年繁殖するが、通常は9-3月で、年3回繁殖できる。

ガラパゴスササゴイは人を恐れない。

分類

ガラパゴスササゴイは、一部の専門家(アメリカ鳥学会およびバードライフ・インターナショナルを含む)により、ササゴイ (B. striata) の亜種(または単に色の変化型)と考えられており、 以前はササゴイ (B. striatus) として、本種およびアメリカササゴイ (B. virescens) は「同一種」とされた。

参考文献

  1. ^ Isabel Castro and Antonia Phillips, A Guide to The Birds of the Galápagos Islands, Prinston University Press, 1996, P. 88-89.