キプランガット・ベンソン

キプランガット・ベンソン
選手情報
ラテン文字	Kiplangat Benson
国籍	ケニア
競技	陸上競技
種目	長距離走
所属	SUBARU
生年月日	(2003-06-17) 2003年6月17日（21歳）
自己ベスト
5000m	12:58.78 (2024/04/27)
10000m	26:55.09 (2024/05/25)
10km	27:18 (2023/01/29)
獲得メダル 陸上競技  ケニア U20世界選手権 金 2021 ナイロビ 5000m
編集

キプランガット・ベンソン (英語：Kiplangat Benson、2003年6月17日 - ) は、ケニアの陸上競技選手。SUBARU所属。

2018年から陸上競技を開始。ケリンゲット高校を卒業後2021年11月末に来日しSUBARU所属の実業団ランナーとして活動を始める。

^{[1] [2]}

2021年
2月に行われたケニアクロスカントリー大会のU20カテゴリーにて2位に入りSUBARUへの加入のきっかけを掴む。
7月のU20世界陸上ケニア代表選考会にて自己記録(PB)となる13分40秒41で2位に入ったことで世界大会への切符を手にする。 翌月のU20世界陸上選手権大会ではタデッセ・ウォルクとのデッドヒートを繰り広げ、PB更新となる13分20秒37を記録し0.28秒の僅差で優勝。 9月のキプ・ケイノ・クラシックでも13分25秒28の3位に入るなど公式戦デビューから高いレベルで結果を出し続けた。

2022年
来日後初の駅伝となるニューイヤー駅伝でもチームを首位へと引き上げる走りで22分03秒の区間賞を獲得。 ポルトガルで行われたクロスカントリーでも2位に入るなどトラックだけではない走力の高さを見せた。
4月の金栗記念大会ではPBを更新する13分16秒48で総合1位を獲得すると、翌5月のゴールデンゲームズinのべおかでも総合6位ながらも再度PBを更新する13分14秒85を記録する。 6月には3度目となるPB更新の13分10秒41でオレゴン世界陸上参加標準記録を突破する。 同月のケニア代表選考会に出場するも6位に終わり初の代表とはならなかった。
11月には八王子ロングディスタンスで自身初となる10000mに出場し、初レースながら27分09秒83でブタペスト世界陸上参加標準記録を切るタイムを記録する。

2023年
元旦のニューイヤー駅伝では区間2位ながらも区間記録から6秒差の21分59秒で11人を抜き昨年に引き続きチームを首位に引き上げる活躍を見せる。 同月のスペインで行われた10kmロードでは初公認ロードレースにも関わらず大会記録となる27分18秒の好タイムで優勝。
少し間の空いた4月の金栗記念大会50000mでは13分28秒32の総合13位と昨年より順位が落ち込む。
5月のゴールデンゲームズinのべおかの5000mに出場し、12分台も狙えるペースの先頭集団に付いていくもラスト1周で競り負けて5位となるが13分02秒74のPB更新・ブタペスト世界陸上参加標準記録切りを達成。 7月に行われたブダペスト世界陸上ケニア代表選考会10000mに出場するも5位に終わり代表選出とはならなかった。 その後も10000mを積極的に走り、9月の全日本実業団選手権大会で27分28秒59、八王子ロングディスタンスで27分22秒30と安定して27分台を記録していった。

2024年
3度目のニューイヤー駅伝では区間変更が行われたことにより外国人選手の出走可能な区間も前年の2区より500m程短くなった4区に変更される。 初出走となった区間で区間6位と精彩を欠いた走りとなり順位を1つ上げるにとどまる。
3月にはケニアクロスカントリー選手権10kmに出場し、2年ぶりとなるクロスカントリーであったが5位に入り世界選手権のケニア代表となる。 同月の世界クロスカントリー選手権大会10kmでも28分14秒で3位に入る好走を見せる。
4月には初めてダイヤモンドリーグに参戦し、厦門大会5000mではパリオリンピック参加標準記録を超える13分04秒66で9位。 上海/蘇州大会5000mでも2戦連続の参加標準記録切りとPB更新を達成する12分58秒78の好タイムで3位入賞と徐々に調子を上げていく。
翌5月にアメリカで行われたダイヤモンドリーグ第5戦のケニア代表選考を兼ねたプリフォンテーン・クラシック10000mに出走。 5000mの通過が13分28秒14とハイペースで進み、ラスト1周までに6人に絞られた先頭集団に付けるもののスプリント勝負が始まるとわずかに遅れてしまい、26分55秒09とPB更新・参加標準記録切りの好タイムではあったが5位に沈み初のオリンピック出場とはならなかった。 6月にはパリオリンピックケニア代表選考会5000mにも出場したが、ラスト1周の前に先頭集団から脱落し8位と10000mに続き代表の座を逃す。

〇 基本はWAの選手ページ (Benson KIPLANGAT) を参照。
〇 QES：Qualified by Entry Standard。世界陸上及びオリンピックの参加標準記録切りのタイム。
〇 GR：Game Record。大会記録。順位が2位以下の場合は記載せず。

• キプランガット　ベンソン - SUBARU陸上競技部
• キプランガット・ベンソン - ワールドアスレティックスのプロフィール（英語）