クーパー・T43(F2仕様) クーパー・T43 (Cooper T43 ) は、クーパー によって開発されたレーシングカー 。フォーミュラ2 用に製作され、フォーミュラ1 でも使用された。
クーパー・T43はT41の後継として1957年に開発された。シャシーは僅かに修正され、大型化された。エンジンは当初FWB製エンジンを搭載したが、その後クライマックス FPFエンジンを搭載した。同エンジンは2本のオーバーヘッドカムシャフトを持ち、150 hp (110 kW)を発揮した。トランスミッションはシトロエン・トラクシオン・アバン に搭載されていた物であった。
最初のT43はロブ・ウォーカー・レーシングチーム が大型燃料タンクと共に使用した。このスコットランド のチームが世界選手権でクーパー・クライマックスの組み合わせを使い始めた最初のレーシングチームであった。この最初のクーパー・クライマックスはF2マシンのT41-MkIIをリビルドした物であった。
1958年 の開幕戦、アルゼンチングランプリ でロブ・ウォーカー・レーシングチーム のスターリング・モス がT43で優勝を果たした。これはクーパーにとって、そしてミッドシップエンジン車にとって初のグランプリ優勝であった。この他にもジャック・ブラバム がニュージーランドグランプリで優勝している。T43はモーターレーシングの歴史において重要な地位を獲得したにもかかわらず、間もなくT45によって取って代わられた。 世界選手権大会でのT43の最後の出場は、1960年イタリアグランプリ であった。
F1における全成績 (key) (太字 はポールポジション 、斜体 はファステストラップ )
^1 コンストラクターズタイトルは1958年まで争われなかった。 ^2 車両共有。 ^3 T43はF2 カテゴリーでの出場のためポイントは獲得できなかった。 ^4 ポイントはクーパー・T44とクーパー・T45による。 ^5 ポイントはクーパー・T51による。 ^6 ポイントはクーパー・T51とクーパー・T53 による。
参照
外部リンク ウィキメディア・コモンズには、クーパー・T43 に関連するカテゴリがあります。
http://www.f1-images.de/009900 - Race results http://www.formula2.net/ - Race results Cooper T43 @ Stats F1
アストンマーティン・DBR4/250 ベーラ・ポルシェ・RSK BRM・P25 コンノート・Type C クーパー・T43 クーパー・T45 クーパー・T51 フェラーリ・256 フェラーリ・ディーノ・156 フライ・F2 JBW Type 1 カーティス・クラフト・ミジェット ロータス・12 ロータス・16 マセラティ・250F ポルシェ・718/718 RSK テック・メック・F415 ヴァンウォール