ジョン・デイヴィソン
ジョン・デイヴィソン Jon Davison | |
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2013年 | |
基本情報 | |
生誕 | (1971-01-16) 1971年1月16日(53歳) |
ジャンル | プログレッシブ・ロック シンフォニック・ロック ポップ・ロック トランス |
職業 | ミュージシャン 歌手 |
担当楽器 | ボーカル、ベース、ギター、キーボード、タンバリン |
共同作業者 | イエス グラス・ハマー Sky Cries Mary |
ジョン・デイヴィソン(Jon Davison、1971年1月16日 - )は、アメリカ合衆国のミュージシャン。イギリスのプログレッシブ・ロック・バンドであるイエスと、アメリカのプログレッシブ・ロック・バンドであるグラス・ハマーのリード・ボーカリスト。
経歴
カリフォルニア州南部のラグナビーチで生まれる。幼少の頃教会の少年合唱団に参加していたというジョンは、母親の影響もありザ・ビーチ・ボーイズやブレッドを聴いて育つ。
10歳の頃、ガレージセールでギターを手に入れてからはギターに夢中になり、その後フー・ファイターズのドラマー、テイラー・ホーキンスと知り合いバンドを組んだ。ホーキンスには「Juano」というニックネームを与えられる。その頃は自分の声がロックにはソフト過ぎると思っており、ギタリスト志望であった。
高校の時に聴いたラッシュがきっかけでプログレッシブ・ロックに目覚める。ベースに転向してから、当時影響を受けていたラッシュのゲディー・リーの雑誌の記事を通し、イエスやジェネシスを知り、その後とりわけイエスに強い影響を受けるようになる。
その後、ジョンはアメリカ北西部で活動するグループ、スカイ・クライズ・マリー (Sky Cries Mary)にベーシストとして参加。1990年代は主にこのバンドのメンバーとして過ごした。
2001年にブラジルに住んでいたときはベーシストとして Ronald Augusto とも活動。
2002年、スカイ・クライズ・マリーと並行してイエスのトリビュートバンド Roundabout にボーカルとして参加。かねてより高音の歌声を持ってはいたものの、シンガーとしての正式なトレーニングは受けておらず、苦労をしたという。
2009年、グラス・ハマーの Fred Schendel と Steve Babb がインターネットでジョンのパフォーマンスを目にし、グラス・ハマーのリードボーカルとしてスカウトされる。
グラス・ハマーのメンバーとして、2010年『イフ』、2011年『心の中の心』、2012年『ペリオス』、2014年『オード・トゥ・エコー』を発表。
2012年2月、病気で脱退したイエスのボーカリスト、ベノワ・ディヴィッドの後任としてイエスに参加。[1][2]グラス・ハマーでの活動も継続すると発表されている。
影響
影響を受けたとしてイエスのジョン・アンダーソン、ザ・ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソン、カール・ウィルソン、クイーンのフレディ・マーキュリーらの名を挙げている。またボーカルだけでなくベースプレイについてもイエスの影響を受けているという。
ディスコグラフィ
スカイ・クライズ・マリー
- 『ディス・タイムレス・ターニング』 - This Timeless Turning (1994年)
- Moonbathing on Sleeping Leaves (1997年)
- Seeds (1999年) ※EP
- Here & Now - Live 2005 (2005年)
- Small Town (2007年)
- Taking the Stage: 1997-2005 (2011年)
グラス・ハマー
- 『イフ』 - If (2010年)
- 『心の中の心』 - Cor Cordium (2011年)
- 『ペリオス』 - Perilous (2012年)
- 『悲しみの淵に潜む秘密 (デラックス・エディション)』 - The Inconsolable Secret Deluxe Edition (2013年)
- 『オード・トゥ・エコー』 - Ode to Echo (2014年)[3]
イエス
- 『ヘヴン&アース』 - Heaven & Earth (2014年)
- 『“イエス・サード・アルバム”&“究極”完全再現ライヴ〜ライヴ・イン・ブリストル 2014』 - Like It Is: Yes at the Bristol Hippodrome (2014年)
- 『“危機”&“こわれもの”完全再現ライヴ〜ライヴ・イン・アリゾナ 2014』 - Like It Is: Yes at the Mesa Arts Center (2015年)
- 『“海洋地形学の物語”&“ドラマ”〜ライヴ・アクロス・アメリカ』 - Topographic Drama – Live Across America (2017年)
- 『50周年記念ライヴ』 - Yes 50 Live (2019年)
その他
- Various Artists: Tales from the Edge: A Tribute to the Music of Yes (2012年) ※The Samurai of Prog のメンバーとして「Starship Trooper」を演奏
- Mogador: Absinthe Tales Of Romantic Visions (2012年)
- Morse / Portnoy / George: Cov3r to Cov3r (2020年)
参考文献
イエス | |
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ジョン・デイヴィソン | スティーヴ・ハウ | ジェフ・ダウンズ | ジェイ・シェレン | ビリー・シャーウッド | |
スタジオ・アルバム | イエス・ファースト・アルバム | 時間と言葉 | イエス・サード・アルバム | こわれもの | 危機 | 海洋地形学の物語 | リレイヤー | 究極 | トーマト | ドラマ | ロンリー・ハート | ビッグ・ジェネレイター | 閃光(ABWH) | 結晶 | トーク | キーズ・トゥ・アセンション | キーズ・トゥ・アセンション2 | オープン・ユア・アイズ | ラダー | マグニフィケイション | フライ・フロム・ヒア | ヘヴン&アース | ザ・クエスト | ミラー・トゥ・ザ・スカイ |
ライヴ・アルバム | イエスソングス | イエスショウズ | 9012ライヴ | イエス・ミュージックの夜(ABWH) | BBCセッション1969〜1970 サムシングス・カミング | ハウス・オブ・イエス | シンフォニック・ライヴ | ライヴ・イヤーズ | ライヴ・アット・モントルー2003 | ソングス・フロム・トンガス | ユニオン・ツアー1991 | ライヴ・フロム・リヨン | “イエス・サード・アルバム”&“究極”完全再現ライヴ〜ライヴ・イン・ブリストル 2014 | プロジェニー:1972 ライヴ | “危機”&“こわれもの”完全再現ライヴ〜ライヴ・イン・アリゾナ 2014 | “海洋地形学の物語”&“ドラマ”〜ライヴ・アクロス・アメリカ | 50周年記念ライヴ |
コンピレーション・アルバム | イエスタデイズ | クラシック・イエス | イエスイヤーズ | イエスストーリー | ベスト・オブ・イエス | イエス・フレンズ&レラティヴズ | ベスト・オブ・イエス (1970-1987) | キースタジオ | IN A WORD:ヒストリーBOX | アルティメイト・イエス | イエス・リミックス |
映像作品 | イエスソングス | 9012ライブ | イエスイヤーズ | 暦 | ライヴ 1975 | ライブ・イン・フィラデルフィア | イン・ザ・ビッグ・ドリーム(ABWH) | ハウス・オブ・イエス | キーズ・トゥ・アセンション Vol.1 / Vol.2 | シンフォニック・ライヴ | イエススピーク | イエス・アコースティック | ロスト・ブロードキャスト |
トリビュート・アルバム | |
プロデューサー | ポール・クレイ | トニー・コルトン | エディ・オフォード | ジョナサン・エリアス | ブルース・フェアバーン | ティム・ウェイドナー | アラン・パーソンズ | トレヴァー・ホーン | ロイ・トーマス・ベイカー |
関連バンド | ザ・シン | メイベル・グリアーズ・トイショップ | フラッシュ | バジャー | ラビット | ジョン・アンド・ヴァンゲリス | バグルス | エイジア | XYZ | シネマ | エスクワイア | GTR | ABWH | グラス・ハマー | コンスピラシー | サーカ | YOSO | イエス feat. ジョン・アンダーソン、トレヴァー・ラビン、リック・ウェイクマン |
アルバムまたはツアー参加者 (ABWHを含む) | クライヴ・ベイリー | エディ・ジョブソン | トニー・レヴィン | マット・クリフォード | ミルトン・マクドナルド | ジェフ・バーリン | ジュリアン・コルベック | スティーヴ・ポーカロ | ロジャー・ホジソン | ラリー・グルーペ | ジミー・ホーン | ルイス・ジャーディン | トム・ブリスリン | ジェイ・シェレン | ディラン・ハウ |
関連人物・項目 | |
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