ダグ・モー
引退 | |
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ポジション | SF |
基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
生年月日 | (1938-09-21) 1938年9月21日(85歳) |
出身地 | ニューヨーク州ブルックリン |
身長(現役時) | 196cm (6 ft 5 in) |
体重(現役時) | 97kg (214 lb) |
キャリア情報 | |
出身 | ノースカロライナ大学 |
ドラフト | 1961年 14位 |
永久欠番 | ナゲッツ 432 |
選手経歴 | |
1967-1968 1968-1969 1969-1970 1970-1972 | ニューオーリンズ・バッカニアーズ オークランド・オークス カロライナ・クーガーズ バージニア・スクワイアーズ |
指導者経歴 | |
1976-1980 1980-1990 1992-1993 | サンアントニオ・スパーズ デンバー・ナゲッツ フィラデルフィア・76ers |
受賞歴 | |
選手時代
コーチ時代
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ダグラス・エドウィン・モー(Douglas Edwin Moe、1938年9月21日 - )は、アメリカ合衆国の元プロバスケットボール選手、指導者。身長196cm、体重97kg。ポジションはスモールフォワード。
経歴
選手時代
ブルックリン出身。ノースカロライナ大学でスター選手として活躍し、最終年に平均20.4得点14.0リバウンドを記録した。1961年、NBAドラフト全体14位でシカゴ・パッカーズに指名されたが、同年発覚したカレッジの八百長スキャンダルに関わったとして告発され、NBAでのプレーを禁じられた。このためイタリアのLBAでプロキャリアをスタートさせ、1966年に得点王を獲得した。
1967年、創設間もないABAのニューオーリンズ・バッカニアーズに入団した。1年目から平均24.2得点(リーグ2位)の好成績でオールABA1stチームに選出され、MVP投票ではコニー・ホーキンズに次ぐ2位につけた。チームはファイナルに進出したがホーキンズ擁するピッツバーグ・パイパーズに敗れた。
2年目の1968-69シーズンはオークランド・オークスに移籍し、平均19.0得点でオールABA2ndチームに選ばれた。オークスはリーグトップの60勝を記録し、ファイナルでインディアナ・ペイサーズを4勝1敗で退けて初優勝を果たした。モーはファイナル平均21.0得点と大きく貢献した。カロライナ・クーガーズに移籍した翌1969-70シーズンは3年連続となるオールスターに選出されたが、バージニア・スクワイアーズでプレーした次の2シーズンは怪我のため成績が低下し、1972年限りで現役引退した。
ABAでの成績は、378試合の出場で通算6,161得点2,560リバウンド(平均16.3得点6.8リバウンド)であった。
1997年、ABAオールタイムチームに選出。
コーチ時代
引退後、モーはABAで4年間アシスタントコーチを経験した。1976年、ABAとNBAの合併に伴いサンアントニオ・スパーズのヘッドコーチに就任した。就任から3年連続でプレーオフ出場を果たし、1979年にカンファレンス決勝まで進出したが、1979-80シーズン途中に辞任した。
翌1980-81シーズンはデンバー・ナゲッツでアシスタントコーチを務め、シーズン途中でドニー・ウォルシュに代わってヘッドコーチに昇格した。翌年から9年連続でプレーオフに出場し、1983年と1985年にはカンファレンス決勝まで勝ち上がった。1987-88シーズンは当時の球団記録となる54勝をあげ、最優秀コーチ賞を受賞した。1990年の退任後、1992年にフィラデルフィア・76ersのヘッドコーチに任命されたが、成績不振のためシーズン途中で解任された。
NBAでのコーチ戦績は、628勝529敗(勝率.543)であった。全試合指揮した12シーズン全てでプレーオフ進出を果たした。モーはアップテンポなゲームを展開するコーチングスタイルで知られ、ナゲッツ在任中は平均得点で6度リーグ1位となった。
2002年、ナゲッツでヘッドコーチとして記録した432勝にちなみ、『432』がナゲッツの永久欠番に指定された。
2018年、チャック・デイリー生涯功労賞を受賞。
個人成績
† | ABAチャンピオン |
太字 | キャリアハイ |
レギュラーシーズン
Season | Team | GP | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1967–68 | NOB | 78 | 39.9 | .413 | .136 | .795 | 10.2 | 2.6 | 24.2 |
1968–69† | OAK | 75 | 33.7 | .431 | .357 | .811 | 8.2 | 2.0 | 19.0 |
1969–70 | CAR | 80 | 33.4 | .427 | .235 | .762 | 5.5 | 5.3 | 17.3 |
1970–71 | VIR | 78 | 29.4 | .456 | .200 | .853 | 6.1 | 3.5 | 13.0 |
1971–72 | 67 | 22.0 | .422 | .111 | .806 | 3.6 | 2.2 | 6.8 | |
Career | 378 | 32.0 | .428 | .213 | .800 | 6.8 | 3.2 | 16.3 | |
All-Star | 3 | 30.3 | .419 | .000 | .625 | 7.0 | 5.7 | 12.0 |
プレーオフ
Year | Team | GP | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1968 | NOB | 17 | 42.1 | .416 | .364 | .718 | 9.9 | 2.4 | 23.5 |
1969† | OAK | 16 | 37.1 | .405 | .000 | .784 | 7.8 | 1.9 | 19.8 |
1970 | CAR | 4 | 42.0 | .329 | .000 | .750 | 6.5 | 6.3 | 15.5 |
1971 | VIR | 12 | 35.1 | .508 | .333 | .756 | 4.8 | 3.1 | 17.7 |
1972 | 11 | 22.3 | .435 | .000 | .880 | 3.9 | 2.5 | 8.7 | |
Career | 60 | 35.7 | .425 | .217 | .757 | 7.0 | 2.7 | 18.1 |
コーチ戦績
NBA
Team | Season | Regular season | Playoffs | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
G | W | L | W-L% | G | W | L | W-L% | Results | ||
SAS | 1976–77 | 82 | 44 | 38 | .537 | 2 | 0 | 2 | .000 | 1回戦敗退 |
1977–78 | 82 | 52 | 30 | .634 | 6 | 2 | 4 | .333 | カンファレンス準決勝敗退 | |
1978–79 | 82 | 48 | 34 | .585 | 14 | 7 | 7 | .500 | カンファレンス決勝敗退 | |
1979–80 | 66 | 33 | 33 | .500 | – | – | – | – | – | |
DEN | 1980–81 | 51 | 26 | 25 | .510 | – | – | – | – | – |
1981–82 | 82 | 46 | 36 | .561 | 3 | 1 | 2 | .333 | 1回戦敗退 | |
1982–83 | 82 | 45 | 37 | .549 | 8 | 3 | 5 | .375 | カンファレンス決勝敗退 | |
1983–84 | 82 | 38 | 44 | .463 | 5 | 2 | 3 | .400 | 1回戦敗退 | |
1984–85 | 82 | 52 | 30 | .634 | 15 | 8 | 7 | .533 | カンファレンス決勝敗退 | |
1985–86 | 82 | 47 | 35 | .573 | 10 | 5 | 5 | .500 | カンファレンス準決勝敗退 | |
1986–87 | 82 | 37 | 45 | .451 | 3 | 0 | 3 | .000 | 1回戦敗退 | |
1987–88 | 82 | 54 | 28 | .659 | 11 | 5 | 6 | .455 | カンファレンス準決勝敗退 | |
1988–89 | 82 | 44 | 38 | .537 | 3 | 0 | 3 | .000 | 1回戦敗退 | |
1989–90 | 82 | 43 | 39 | .524 | 3 | 0 | 3 | .000 | 1回戦敗退 | |
PHI | 1992–93 | 56 | 19 | 37 | .339 | – | – | – | – | – |
Career | 1,157 | 628 | 529 | .543 | 83 | 33 | 50 | .398 |
外部リンク
- Basketball-Reference.com
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オークランド・オークス 1968–69 ABA優勝 | |
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1960年代 | |
1970年代 | |
1980年代 | |
1990年代 | |
2000年代 |
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2010年代 |
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2020年代 |
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サンアントニオ・スパーズ 歴代ヘッドコーチ | |
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ダラス(テキサス)・チャパラルズ (1967-1973) | クリフ・ヘイガン (Cliff Hagen)1967-1970| マックス・ウィリアムス (Max Williams)1969-1971| ビル・ブレイクリー (Bill Blakely)1970-1971| トム・ニッソーク (Tom Nissalke)1971-72| ベイブ・マッカーシー (Babe McCarthy)1972-1973| デイブ・ブラウン (Dave Brown)暫定1973| |
サンアントニオ・スパーズ (1973--) | トム・ニッソーク (Tom Nissalke)1973-1975| ボブ・バス (Bob Bass)1974-1976| ダグ・モー (Doug Moe)1976-1980| ボブ・バス (Bob Bass)1979-1980| スタン・アルベック (Stan Albeck)1980-1983| モリス・マクホーン (Morris McHone)1983| ボブ・バス (Bob Bass)1983-1984| コットン・フィッツシモンズ (Cotton Fitzsimmons)1984-1986| ボブ・ワイス (Bob Weiss)1986-1988| ラリー・ブラウン (Larry Brown)1988-1992| ボブ・バス (Bob Bass)1991-1992| ジェリー・ターカニアン (Jerry Tarkanian)1992-1993| ジョン・ルーカス (John Lucas)1992-1994| ボブ・ヒル (Bob Hill)1994-1997| グレッグ・ポポヴィッチ (Gregg Popovich)1996--現在 |
デンバー・ナゲッツ 歴代ヘッドコーチ | |
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ボブ・バス (Bob Bass)1967-69 -- ジョン・マクレンドン (John McLendon)1969-70 -- ジョー・ベルモント (Joe Belmont)1969-71 -- スタン・アルベック (Stan Albeck)1970-71 -- アレックス・ハナム (Alex Hannum)1971-74 -- ラリー・ブラウン (Larry Brown)1974-79 -- ドニー・ウォルシュ (Donnie Walsh)y197881 -- ダグ・モー (Doug Moe)1980-90 -- ポール・ウェストヘッド (Paul Westhead)1990-92 -- ダン・イッセル (Dan Issel)1992-93/1994-95 -- ジーン・リトルズ (Gene Littles)y1994-95 -- バーニー・ビッカースタッフ (Bernie Bickerstaff)1994-97 -- ディック・モッタ (Dick Motta)1996-97 -- ビル・ハンズリック (Bill Hanzlik)y1997-98 -- マイク・ダントーニ (Mike D'Antoni)1998-99 -- ダン・イッセル (Dan Issel)1999-2002 -- マイク・エヴァンズ (Mike Evans)2001-02 -- ジェフ・バズデリック (Jeff Bzdelik)2002-05 -- マイケル・クーパー (Michael Cooper)2004-05 -- ジョージ・カール (George Karl)2004-13 -- ブライアン・ショウ (Brian Shaw)2013--2015 --メルヴィン・ハント(Melvin Hunt)暫定 2015 --マイケル・マローン(Michael Malone) 2015- |
フィラデルフィア・セブンティシクサーズ 歴代ヘッドコーチ | |
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ベニー・ボーグマン(Bennie Borgmann)1946-1948 -- アル・セルヴィ(Al Cervi)1948-1956 -- ポール・シーモア(Paul Seymour)1956-1960 -- アレックス・ハナム(Alex Hannum)1960-1963 -- ドルフ・シェイズ(Dolph Schayes)1963-1966 -- アレックス・ハナム(Alex Hannum)1966-1968 -- ジャック・ラムジー(Jack Ramsay)1968-1972 -- ロイ・ルビン(Roy Rubin)1972-1973 -- ケビン・ローアリー(Kevin Loughery)) #1973 -- ジーン・シュー(Gene Shue)1973-1977 -- ビリー・カニンガム(Billy Cunningham)1977-1985 -- マット・グーカス(Matt Guokas)1985-1988 -- ジム・ライナム(Jim Lynam)1988-1992 -- ダグ・モー(Doug Moe)1992-1993 -- フレッド・カーター(Fred Carter)1993-1994 -- ジョン・ルーカス(John Lucas II)1994-1996 -- ジョニー・デイビス(Johnny Davis)1996-1997 -- ラリー・ブラウン(Larry Brown)1997-2003 -- ランディー・エイヤーズ(Randy Ayers)2003-2004 -- クリス・フォード(:Chris Ford )#2004 -- ジム・オブライエン(Jim O'Brien)2004-2005 -- モーリス・チークス(Maurice Cheeks)2005-2008 -- トニー・ディレオ(Tony DiLeo #)2008-2009 -- エディー・ジョーダン(Eddie Jordan)2009-2010 -- ダグ・コリンズ(Doug Collins)2010-2013 -- ブレット・ブラウン(Brett Brown)2013-2020 -- ドック・リバース(Doc Rivers)2020-2023 -- ニック・ナース(Nick Nurse)2023- |