バヤンブラク草原

バヤンブラク草原（バヤンブラクそうげん、中国語: 巴音布鲁克草原、モンゴル語で「豊かな泉」から^[1]）は、中国北西部の天山山脈のバヤンブラク盆地に位置し、中国でモンゴル・内モンゴル・東北部大草原に次ぐ2番目に大きな草原で、ここは新疆ウイグル自治区バインゴリン・モンゴル自治州和静県の西部にある国家自然保護区である。

概要

バヤンブラク草原の地形はほぼ平坦で、孔雀河の中流域を含んでいる。この草原は、新疆ウイグル自治区バインゴリン・モンゴル自治州のコルラ市から北西に200kmのところにある。

標高2,000～2,500mの高湿地帯であるこのバヤンブラク草原は、鳥類や水鳥の重要な繁殖・中継地であり、世界で最も標高の高いハクチョウの繁殖地もある。この地域は、バードライフ・インターナショナルによって重要鳥類・生物多様性地域（IBA #CN-114）に指定されている。

バヤンブラク草原

草原の中心には「白鳥湖」があり、一連の湿地がつながっている。1980年に新疆政府によって「バヤンブラク白鳥自然保護区」に指定され、1986年には中国政府によって「国家白鳥保護区」に格上げされた^[2]。

^ Bayanbulak Grassland (TravelChinaGuide.com)
^ [0383:HICTBA_2.0.CO;2.full Human-Induced Changes to Biodiversity and Alpine Pastureland in the Bayanbulak Region of the East Tienshan Mountains (2002)