ファインセラミックス
ファインセラミックスとは、セラミックスのうち組成や組織、形状、製造工程を精密に制御し、新しい機能や特性をもたせたもの。ニューセラミックスと呼ばれることもある。また、英語ではAdvanced ceramicsまたはTechnical ceramicsという。
ファインセラミックスの分類
- イオン伝導性セラミックス
- 高温でイオン伝導性を持つセラミックで固体酸化物燃料電池や自動車の排気に含まれる酸素を検出する酸素センサーやアルカリ金属熱電変換機やナトリウム・硫黄電池等の溶融塩電池に使用される[1]。
- セラミック磁性体
- フェライト磁石や磁気テープ、フロッピーディスク等に使用される。
ファインセラミックスの例
- チタン酸バリウム
- 核燃料 - 高度に精製された金属酸化物(UO₂やPuO₂)を焼成したものであり、れっきとしたファインセラミックスである。
- ニューガラス - 非晶質物質がもつ特定の機能が最大限発揮されるよう作られたガラスのこと。
- ニューカーボン - 新しい形態や機能をもつ炭素材料のこと。
関連団体
関連項目
- 超高温セラミックス複合材(英語版)
- 超高温セラミックス材(英語版)
- ファインセラミックス製品製造技能士
脚注
- ^ Yを添加したBaZrO3電解質材料の水和による化学膨張, http://www.tagen.tohoku.ac.jp/labo/amezawa/r-theme/imai_j.html
外部リンク
- 公益社団法人日本セラミックス協会
- ファインセラミックス ワールド(京セラ)