ロキとバートたちの大乱闘
ザ・シンプソンズ: ロキとバートたちの大乱闘(原題:The Simpsons: The Good, the Bart, and the Loki)とは、アメリカ合衆国のDisney+で2021年7月7日に公開されたザ・シンプソンズの短編アニメーション。これはアメリカで2021年5月4日に公開されたザ・シンプソンズとスター・ウォーズのコラボアニメ『マギー・シンプソンの「フォースの覚醒」(原題:Maggie Simpson in The Force Awakens from Its Nap)』に続く第2弾となる[1]。日本のDisney+では同年7月16日から配信された[2]。
ストーリー
アスガルドを追放されたロキは、同じくいたずら者のバートと手を組む。
キャラクター
これまでホーマー役を務めてきた大平透が2016年に死去していることなどを受けて、吹き替え声優は一新されているが[3][4]、マージは登場しない。
キャラクター | オリジナル声優 | 日本語吹き替え声優 | 説明 |
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ホーマー・シンプソン | ダン・カステラネタ[5] | 浦山迅[6] | |
バート・シンプソン | ナンシー・カートライト[5] | 高倉有加[6] | |
リサ・シンプソン | ヤードリー・スミス[5] | うのちひろ[6] | |
バーニー・ガンベル | ダン・カステラネタ[5] | 魚谷としお | |
ラルフ・ウィガム | ナンシー・カートライト[5] | 津田里穂 | |
オーディン | モーリス・ラマーシュ[5] | 浦山迅 | |
ロキ | トム・ヒドルストン[1][5] | 平川大輔[2] | |
ラヴォナ・レンスレイヤー | ドーン・ルイス[5] | 鷄冠井美智子 |
日本語吹き替え版スタッフ
製作
ザ・シンプソンズがDisney+に参入した時、共同クリエイターで共同プロデューサーのジェームズ・L・ブルークスは、ザ・シンプソンズを宣伝し、本作のシリーズを知らない皆様にも知ってもらおうと短編作品を作ろうと考えていた[7]。最初の短編作品 『マギー・シンプソンの「フォースの覚醒」』の制作が終わる2021年4月頃に、エグゼクティブ・プロデューサーのアル・ジェーンは、当時予定されていたマーベル・スタジオのテレビ番組『ロキ』が次のクロスオーバー候補にピッタリだと考え、トム・ヒドルストンを再びロキ役に選出しようと考えていた[7]。
そして2021年6月、本作が公開されることが発表され[8]、それと同時にトム・ヒドルストンがロキ役に選ばれた[5][7]。この短編作品のタイトルは、1966年に公開されたセルジオ・レオーネ監督の映画『続・夕陽のガンマン(The Good, the Bad and the Ugly)』のパロディーである[5][7]。
執筆
ジャンは、どのスプリングフィールドの住民がアベンジャーズの中で、どのメンバーになるかを選出することが「とても楽しい!」と感じていた。なお、マーベル・コミックの原作者であるスタン・リーをカメオ出演させようとも考えていたが、リーは2018年11月12日に亡くなったため、出演は叶わなかった[7]。
キャスト
トム・ヒドルストンは、この作品でロキ役として復活[1][8]。シンプソンズのレギュラー声優では、ダン・カステラネタがホーマー・シンプソン、ナンシー・カートライトがバート・シンプソン、ヤードリー・スミスがリサ・シンプソンの役を担当し、モーリス・ラマーシュはオーディン、ドーン・ルイスはラヴォナ・レンスレイヤーを担当している[5]。
配信
本作は、2021年7月7日にアメリカ合衆国のDisney+で配信され、同時にロキ 第5話『未知への旅』が公開された[8]。本作のポスターは、アベンジャーズのパロディーとして公開されている[9]。日本では前述の 『マギー・シンプソンの「フォースの覚醒」』と共に同年7月16日から配信された[2][10]。
脚注
- ^ a b c “トム・ヒドルストン、ロキを再演、「ザ・シンプソンズ」とのコラボ短編アニメにて”. THE RIVER (2021年7月1日). 2021年7月9日閲覧。
- ^ a b c “マーベル・スタジオ[公式]@MarvelStudios_Jのツイート”. Twitter (2021年7月15日). 2021年7月15日閲覧。
- ^ “アニメ「ザ・シンプソンズ」で再び吹き替え声優変更か 「ファンの気持ち置き去り」「考えられない」と悲鳴上がる”. ねとらぼ (2021年7月9日). 2021年7月17日閲覧。
- ^ @DisneyPlusJP (2021年7月15日). "ディズニープラス公式@DisneyPlusJPのツイート". X(旧Twitter)より2021年7月17日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k Weiss, Jean (2021年7月7日). “The Simpsons Boss Al Jean on Bringing The MCU to Springfield in New Short 'The Good, the Bart, and the Loki'”. Syfy Wire. 2021年7月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月8日閲覧。
- ^ a b c d e f “ザ・シンプソンズ『ロキとバートたちの大乱闘』”. Dinsey+. 2021年7月15日閲覧。
- ^ a b c d e Vary, Adam B. (2021年7月7日). “How ‘The Simpsons’ Used ‘Loki’ to Invade the Marvel Cinematic Universe”. Variety. 2021年7月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月8日閲覧。
- ^ a b c Ferme, Antonio (2021年6月30日). “Loki and Bart Simpson Team Up in Marvel-'Simpsons' Crossover Short on Disney Plus”. Variety. 2021年6月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月30日閲覧。
- ^ Maas, Jennifer (2021年6月30日). “'Simpsons'-'Loki' Crossover Short Film 'The Good, The Bart and The Loki' Set at Disney+”. TheWrap. 2021年6月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月30日閲覧。
- ^ “ディズニープラス最新情報『犬ヶ島』『ロキとバートたちの大乱闘』『マギー・シンプソンの『フォースの覚醒』』本日配信スタート!”. Disney+ (ディズニープラス)公式 (2021年7月16日). 2021年7月17日閲覧。
外部リンク
- ロキとバートたちの大乱闘 - IMDb(英語)
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エピソード | 子守のおばちゃま - バートは天才? - ヒーロー誕生 - ホーマーの大決心 - バートン将軍 - リサのブルース - 忘れられた英雄 - シンプソン家のクリスマス - ホーマー自然に帰る - パーティーはこりごり - 恋におちて - クラスティは強盗犯? - バートのフランス日記 - 落第バート - 髪と共に去りぬ - ハロウィーン・スペシャル - バーンズ知事選に出馬!! - ダンシング・ホーマー - シンプソン家VSフランダース家 - 感謝祭の出来事 - 命知らずのバート - マージの熱き闘い - インチキ弁護士にご用心 - 残された時間 - パパとママの恋物語 - 良心の呵責 - セルマの結婚願望 - デトロイトの嵐 - 迷犬リトルヘルパー - 黄昏 - マージは芸術家 - リサのときめき - シンプソン家の戦争 - 幻の創刊号 - バートは命の恩人 - マイケルがやって来た! - リサの愛国心 - ホーマーの願い事 - ホーマー辞典 - クラスティの涙 - 新ハロウィーン・スペシャル - 愛の仔馬物語 - ホーマーは父親失格? - エアロスミス登場 - ホーマーはクビ! - マージと結婚して - いたずらの代償 - ホーマーとリサの絆 - マージの休養宣言 - 先生は恋人募集中 - 大リーガーがやって来た! - 不良少女リサ - リトルヘルパーは疫病神! - 魅惑のカントリー歌手 - 名探偵バート - オットーの免許証 - ミルハウスの初恋 - ハーブおじさんは発明家 - 地獄のキャンプ - マージという名の電車 - 神様のお告げ - シンプソンズ家の大事件 |
未放送エピソード | |
短編作品 | ロキとバートたちの大乱闘 - シンプソンズのプラス・アニバーサリー |
メディア展開 | |
登場人物 | シンプソン家(英語版)(ホーマー・シンプソン)- ネッド・フランダース |
舞台設定 | スプリングフィールド原子力発電所 - スプリングフィールド小学校 - クイックEマート - スプリングフィールド (シンプソンズ) |
関連項目 | イッチー&スクラッチー - D'oh! -サレンダーモンキー - テーマ曲 - マット・グレイニング - サム・サイモン - アル・ジーン - AKOM |
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