ロックハート・マルティネリパラメータ (英: Lockhart–Martinelli parameter,
)とは、流体力学における無次元量の一つで、管内の二相流の計算に用いられる[1]。液相気相の流動条件下における液相部分の状態を示すパラメータで、主に二相の圧力降下および沸騰/凝縮による伝熱計算に適用される。
定義
以下の通りに定義される。気相液相の流動条件で一義的に定義可能である[2]。
![{\displaystyle \chi ={\frac {m_{\ell }}{m_{g}}}{\sqrt {\frac {\rho _{g}}{\rho _{\ell }}}},}](https://wikimedia.org/api/rest_v1/media/math/render/svg/9005273dc34ff6e585416a89dfd3bc499e92266d)
ここで
=液相の質量流量;
=気相の質量流量;
=;気相密度
=液相密度
脚注
- ^ Lockhart, R.W., Martinelli, R.C.; Chem. Eng. Prog., Vol. 45. 1949, pp. 39–48
- ^ [1]、2018年10月11日閲覧。