ローヌ氷河

曖昧さ回避 南極の氷河については「ローヌ氷河 (南極)」をご覧ください。
ローヌ氷河
ローヌ氷河の位置を示した地図
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ローヌ氷河の位置を示した地図
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スイスヴァレー州
種別 谷氷河
座標 北緯46度34分32秒 東経8度22分58秒 / 北緯46.57556度 東経8.38278度 / 46.57556; 8.38278座標: 北緯46度34分32秒 東経8度22分58秒 / 北緯46.57556度 東経8.38278度 / 46.57556; 8.38278
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ローヌ氷河(ローヌひょうが、: Rhone Glacier又はRhône Glacier: Rhonegletscher)は、スイス・アルプス(英語版)に存在する氷河の1つである。ローヌ川水源でもあり、スイスヴァレー州の西端にあるレマン湖の主要な水源となっている。氷河はフルカ峠に近く、周辺に道路などが整備されているため、簡単に近づくことができる。

地理

ローヌ氷河は、ウルナー・アルプス山脈(英語版)で最大の氷河である。氷河の南には、ローヌ川の水源もある。Undri Triftlimi(3,081m)は、トゥリフト氷河に接続している。氷河はグリムゼル峠フルカ峠の間に位置し、ヴァレー州の北端で、オーバーヴァルト(英語版)の一部でもある。ダンマシュトック(3,630m)は、氷河の上にある最も高い山である。

一帯には高山帯沖積平野があり、カラマツ属森林などの様々な湿潤または乾燥地の植生がある。ハイイロイワシャコクロライチョウコシジロイソヒヨドリなど25種の鳥類の営巣地として、2005年にラムサール条約登録地となった[1]

移り変わり

ローヌ氷河の移り変わり。
縦軸:高低差
横軸:年
緑線:1879年からの堆積量
赤線:1年の移り変わり

ローヌ氷河は、古くから近づくのが容易であったため、19世紀以来、氷河の様子が記録されてきた。この記録によれば、ローヌ氷河は後退中であり、この120年間で1300mも短くなったことが判っている。なお、氷河が無くなった場所には、氷河が削り取って氷の中に含まれていたモレーンが残されている。

  • 1870年
    1870年
  • 1900年
    1900年
  • 2005年
    2005年
  • 2008年
    2008年
  • 2010年
    2010年

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ “Rhonegletschervorfeld | Ramsar Sites Information Service”. rsis.ramsar.org (2017年3月29日). 2023年4月9日閲覧。

関連項目

ウィキメディア・コモンズには、ローヌ氷河に関連するカテゴリがあります。

外部リンク

  • Rhone Glacier at Glaciers online
  • Rhone Glacier at NASA Earth Observatory
  • Simulation of the shrinking of the glacier
  • Swiss Glacier Monitoring Network: Rhone Glacier - with length variation measurements since 1879
  • Rhonegletschervorfeld | Ramsar Sites Information Service
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