ヴー・ホン・ナム
ヴー・ホン・ナム[1]（ベトナム語：Vũ Hồng Nam / 武鴻南[2]、1963年5月2日 - ）は、ベトナムの外交官。ハイズオン省出身。母国語のベトナム語に加えて、ロシア語・英語・日本語に堪能。1988年、外務省（ベトナム語版、英語版）ソ連局専門官として外交界に入る。 在シドニーベトナム総領事（2007～2011年）や外務副大臣（2014～2018年）を経て、2018年10月から2022年9月にかけて駐日特命全権大使[3]（信任状捧呈は12月[4]）兼在マーシャル諸島大使（信任状捧呈は2019年5月）[5]。
2019年10月22日、皇居正殿松の間で今上天皇の即位礼正殿の儀が執り行われ[6]、グエン・スアン・フック首相と共に参列した[7]。
2020年8月6日、原爆投下から75年目を迎える広島で開催された平和記念式典に参列し、原爆死没者への哀悼と平和への祈りを捧げた[8]。
2022年9月21日、離任挨拶のため武井俊輔外務副大臣を表敬訪問した[9]。
同年12月22日、新型コロナウイルス流行期の日本在住ベトナム人の帰国便手配を巡り、不正な賄賂を受け取ったとして捜査当局に逮捕された[10][11]。12月27日、ヴー・ホン・ナムは党籍を剥奪された[12]。
出典・脚注
- ^ ブー・ホン・ナムやヴ・ホン・ナムとカナ表記されることもある。
- ^ 阮春福總理赴日出席 G20 峰會 | 時政 | 華文西貢解放日報 （中国語）
- ^ 駐日ベトナム大使館による公式プロフィール
- ^ 駐日ベトナム大使の信任状捧呈 | 外務省
- ^ Vietnamese ambassador presents credentials to Marshall President | Politics | Vietnam+ (VietnamPlus) （英語）
- ^ 即位礼正殿の儀 | 首相官邸ホームページ
- ^ 外交青書 2020 | 即位礼正殿の儀参列者（外国元首・祝賀使節等及び駐日外国大使等） | 外務省
- ^ 令和2年（2020年）度の平和記念式典参列大使 - 広島市公式ホームページ
- ^ ヴー・ホン・ナム駐日ベトナム大使による武井外務副大臣表敬 | 外務省
- ^ “ベトナム前駐日大使を逮捕 新型コロナ帰国便で不正か”. 東京新聞. (2022年12月22日). https://www.tokyo-np.co.jp/article/221583 2022年12月23日閲覧。
- ^ “ベトナム前駐日大使を逮捕 コロナ禍帰国便で不正疑い”. 日本経済新聞. (2022年12月23日). https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM22DY30S2A221C2000000/ 2022年12月23日閲覧。
- ^ 越共中央政治局、书记处就一批党组织和干部党员处分工作召开会议（中国語）
外部リンク
- 駐日ベトナム大使館による公式プロフィール
- 急成長の先には、より強い絆がある (Rapid growth points to stronger ties ahead) （英語） - 2021年9月2日
- 75年にわたる成長が様々な記録的な成果を見せた (75 years of growth sees varied record achievements) （英語） - 2020年9月2日
- コラボレーションが成長の可能性を示す (Collaborations mark growth potential) （英語） - 2019年9月2日
| 公職 | ||
|---|---|---|
| 先代 グエン・クオック・クオン |  駐日ベトナム社会主義共和国大使  2018年 - 2022年 | 次代 ファム・クアン・ヒエウ |
| 先代 グエン・クオック・クオン | 在マーシャル諸島ベトナム社会主義共和国大使  2018年 - 2022年 | 次代 ファム・クアン・ヒエウ |
| 先代 グエン・テ・フィエト | 在シドニーベトナム総領事  2007年 - 2011年 | 次代 マイ・フォック・ズン |
