合浦

曖昧さ回避 この項目では、青森市の地名について説明しています。朝鮮の歴史上の地名については「馬山市」を、中国の地名については「合浦県」をご覧ください。
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合浦
合浦の位置(青森県内)
合浦
合浦
合浦の位置
北緯40度49分42.704秒 東経140度46分44.203秒 / 北緯40.82852889度 東経140.77894528度 / 40.82852889; 140.77894528
日本の旗 日本
都道府県 青森県
市町村 青森市
人口
2017年(平成29年)5月1日現在[1]
 • 合計 1,420人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
030-0902
市外局番 017[2]
ナンバープレート 青森
緯度・経度は合浦公園入口にある公園名碑の位置。

合浦(がっぽ)は青森県青森市の地名。現行行政地名は合浦一丁目及び合浦二丁目。郵便番号030-0902。

合浦公園内の青森市営野球場

地理

青森市中心部からみて東に位置し、北は青森湾に面する。東で造道、南で浪打、南の道路上の一点で花園、南西で栄町、西で茶屋町・港町と接する。

一丁目は西端を青森市都市計画道路3・3・5 漁港通り幸畑線[3]が通り、その道路沿いには商店や事務所等がみられる。それらの裏にあたる一丁目の中部は戦前以来の住宅地であるが、タクシー会社等の事業所もみられる。

二丁目の大半は合浦公園が占めるが、北西端には造船所があり、西に隣接する港町とともに、準工業地域の一角を形成する。[4]南端の国道沿いは、商店が事務所等が多い。それ以外の場所では一般の住宅が多い。

河川

  • 根子堰 - 町の東端を流れる。

海洋


通学区域

町名小学校名
合浦一丁目青森市立合浦小学校
青森市立浪打小学校
合浦二丁目青森市立浪打小学校

交通

現在、地域内に鉄道駅はないが、下記のバス停留所は存在する。

バス停留所

  • 青森市営バス - 合浦公園前(東部営業所・県立中央病院方面行き)、岡造道一丁目(沢田橋方面行き)
  • 弘南バス - 合浦公園前(青森営業所方面行き)

※ なお、上記の反対方向に向かう停留所は、国道4号をはさんで向かい側にあるが、その所在地は浪打である。

  • 青森市市民バス - 合浦小学校通り、合浦公園西口、スポーツ会館前、合浦町(県立中央病院方面行き)

道路

  • 国道4号 - 町の南端を通過
  • 青森市都市計画道路3・3・1石森橋通り線 - 合浦公園西口から西に向かっている。
  • 青森市都市計画道路3・3・2青森駅通り合浦線 - 町の西端付近から青森駅前広場につながる。

歴史

元々は水田の多い場所であったが、明治に入って合浦公園が建設され、明治の末から地域内に学校が移転し、また、青森市の人口が増加したことから住宅地として発展し、交通も整備され始めた。区画整理が行われ、「合浦町」・「西門町」と呼ばれるようになる。戦後は競輪場・野球場が作られ、学校・公園の存在も相まって、大いににぎわった。その後、浪打駅が廃止され、学校も他の地域に移転して数を減らしていったが、体育館、室内プールなど、スポーツ施設は徐々に充実していった。

地名の由来

合浦とは戦国期から見える地名である。かつて、現在の津軽地方の北部海岸を外浜(そとがはま)と呼んだ。その外浜を北部を上磯、東部を下磯と2つに区分したときの接合点が合浦と呼ばれたのだという。[5]

沿革

  • 1894年(明治27年)- 合浦公園が完成。
  • 1911年 (明治44年) - 青森商業学校(現在の青森県立青森商業高等学校)が造道字浪打に移転(後の青森市民体育館の場所)。【盛衰記】
  • 1912年(明治45年) - 青森県立青森中学校(現在の青森県立青森高等学校)が造道字浪打の合浦公園南側に移転。現在の青森市営球場の場所。【盛衰記】
  • 1924年(大正13年) - 附近に東北本線浪打駅が開業する。
  • 同年 - 篠原喜次郎がここから青森駅前までの路線バスの運行を始める。この事業は、翌々年、青森市に買収され、青森市営バスの基礎となる。
  • 1931年(昭和6年)9月 - 青森市浪打第一区画整理組合が設立された。組合長は大坂金助。【盛衰記】
  • 1932~1934年 (昭和7~9年) - 浪打第一地区区画整理が行われた。(https://www.city.aomori.aomori.jp/jutaku-machizukuri/shiseijouhou/matidukuri/toshidukuri/kakutiku-seibi/toshiseibi.html )

青森市 「土地区画整理事業による面的な都市整備」 2019年5月8日閲覧)その後、その地区は「造道字合浦町」となった。現在の合浦一丁目付近である。

  • 1935年(昭和10年) - 青森市立第一中学校(現在の青森県立青森北高等学校)が造道字合浦町に設置された。
  • 1945年(昭和20年)7月 - 青森空襲により、青森中学校・青森商業学校の校舎が焼失した。
  • 1950年(昭和25年)6月 - 合浦公園内のグラウンドに青森競輪場が建設されたため、その代替として、現在の青森市スポーツ会館、浪打公園附近に青森市営陸上競技場が建設された。なお、ここはもともと忠魂塔建設予定地であった。同年、青森市営球場が青森中学校跡地に建設された。【盛衰記】
  • 1966年(昭和41年)6月1日 - 青森市東部地区住居表示実施により、造道字浪打および造道字合浦町の各一部が、合浦一丁目、同二丁目となる。
  • 1968年(昭和43年)- 国鉄東北本線の南方移転に伴い、浪打駅が廃止。
  • 197x年(昭和4x年) - 青森県立青森商業高等学校が同市造道字磯野(のちの東造道)に移転。
  • 1977年(昭和52年) - 青森商業高等学校跡地に青森市民体育館が設置。同年開催の第32回国民体育大会(あすなろ国体)の会場として使われた。
  • 1982年(昭和57年) - 合浦公園内の青森競輪場が青森市新城に移転。跡地は多目的広場となる。
  • 1984年(昭和59年) - 青森県立青森北高等学校が同市羽白に移転。(校舎は青森市立浪打中学校に転用された後に解体。敷地は同中学校に取り込まれた。)
  • 2002年(平成14年) - 青森市スポーツ会館が完成する。
  • 2024年(令和6年)6月30日 - 青森市民体育館が閉館[6]

施設

関連項目

脚注

  1. ^ 青森市 (2017年5月25日). “人口・世帯数等(住民基本台帳)”. 青森市. 2017年5月29日閲覧。
  2. ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2017年5月29日閲覧。
  3. ^ ここを南下し、国道4号栄町交差点を過ぎると、通称「東青森駅通り」につながる。
  4. ^ 『角川日本地名辞典 2 青森県』 1002頁 「合浦1~2丁目」の項目
  5. ^ 『角川日本地名大事典 2 青森県』のうち、「合浦」の項目。
  6. ^ “ありがとう青森市民体育館/寄せ書き数百件”. 東奥日報 (2024年6月25日). 2024年7月4日閲覧。

外部リンク

  • 青森市公式サイト
港町 青森湾
茶屋町 北 造道
西   合浦   東
南
栄町 浪打・花園※

※花園とは道路上の一点で接する。

※地域区分(地区区分表・地区区分図で使用されているもの)ごとに表示する。
東地区

岡造道 | 合浦 | 桑原 | 小柳 | はまなす | 栄町 | 桜川 | 自由ケ丘 | 田屋敷 | 佃 | 茶屋町 | 造道 | 筒井 | 中佃 | 浪打 | 虹ケ丘 | 花園 | 浜館 | 東造道 | 港町 | 古館 | 松森 | 南佃 | 本泉 | 八重田 | けやき | 矢作 | 矢田前 | 原別 | 問屋町 | 妙見 | 卸町

中心地区

青柳 | 奥野 | 勝田 | 新町 | 中央 | 堤町 | 長島 | 橋本 | 古川 | 本町 | 松原 | 安方 | 柳川 | 篠田 | 千刈

南地区

青葉 | 旭町 | 浦町 | 大野 | 西大野 | 桂木 | 金沢 | 北金沢 | 久須志 | 千富町 | 第二問屋町 | 浪館前田 | 浪館 | 浜田 | 東大野 | 緑 | 安田 | 八ツ役

西地区

油川 | 石江 | 岡町 | 沖館 | 里見 | 三内 | 富田 | 西滝 | 新田 | 羽白 | 三好 | 新城

東部地区

浅虫 | 泉野 | 後萢 | 久栗坂 | 三本木 | 平新田 | 滝沢 | 野内 | 馬屋尻 | 宮田 | 矢田 | 八幡林 | 桑原 | 沢山 | 諏訪沢 | 築木館 | 戸崎 | 戸山 | 赤坂 | 蛍沢 | 月見野

南東部地区

牛館 | 大矢沢 | 幸畑 | 合子沢 | 新町野 | 田茂木野 | 野尻 | 雲谷 | 横内 | 四ツ石 | 駒込

西部地区

岩渡 | 鶴ケ坂 | 戸門 | 孫内

南部地区

荒川 | 上野 | 大谷 | 大別内 | 小畑沢 | 金浜 | 小館 | 高田 | 入内 | 野木 | 野沢 | 細越 | 八ツ役

北部地区

飛鳥 | 後潟 | 内真部 | 奥内 | 小橋 | 四戸橋 | 清水 | 瀬戸子 | 西田沢 | 左堰 | 六枚橋 | 前田

浪岡地区

相沢 | 王余魚沢 | 北中野 | 吉内 | 郷山前 | 五本松 | 下石川 | 下十川 | 銀 | 杉沢 | 大釈迦 | 高屋敷 | 樽沢 | 徳才子 | 長沼 | 浪岡 | 細野 | 本郷 | 増館 | 女鹿沢 | 吉野田 | 福田

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