大風
この項目では、中国の神的存在について説明しています。日本語の通用語「大風(おおかぜ、おおふう、たいふう)」については「ウィクショナリーの記事『おおかぜ』『大風』」を、科学的定義に基づく「強い風」の意味の「大風(おおかぜ)」については「ビューフォート風力階級」をご覧ください。 |
大風 | |
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各種表記 | |
繁体字: | 大風 |
簡体字: | 大风 |
拼音: | dàfēng |
日本語読み: | たいふう |
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中国の神的存在としての大風(日本語読み:たいふう、現代中国語読み〈拼音〉:dàfēng〈日本語音写例:ダァーファン〉)は、中国神話に登場する邪神(災害神)で怪鳥[1]。東方にある青丘の沢に棲んでいる[1]。
概要
巨大な猛禽の姿をしている[1]。大きな翼で強風を生じさせては家屋などを破壊し、人々を苦しめていた[1]。堯の命を受けた羿(げい)によって退治された[1]。
中華人民共和国の神話学者・袁珂 (1916-2001) の説では、「大風」の「風」は「鳳」(鳳凰のうちの雄のほう)を意味している[1]という。
脚注
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出典
- ^ a b c d e f 袁 & 鈴木 1993.
参考文献
- 袁珂 著、鈴木博 訳『中国の神話伝説 上』青土社、1993年4月1日、300頁。http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=373。 ISBN 4-7917-5221-X、ISBN 978-4-7917-5221-8、OCLC 835013424、国立国会図書館書誌ID:000002254155。