小枝御前(さえごぜん、生没年不詳)は、平安時代後期の女性。源義仲の母[1]で、源義賢の妻[2]。紫山尼とも。
父は秩父重隆であると考えられる。子の義仲が2歳の頃、夫である義賢が討たれたため、幼い義仲を懐に抱いて信濃の中原兼遠の元へ逃れた[3]。鎌倉市の徳音寺は義仲が母を弔い建てた寺院であり、木曽義仲、樋口兼光、巴御前、小枝御前、今井兼平らの墓がある[4][5]。