| この項目では、アーネスト・ヘミングウェイの長編小説について説明しています。大友克洋の漫画作品については「武器よさらば (漫画)」を、大友克洋原作のアニメ作品については「SHORT PEACE#武器よさらば」をご覧ください。 |
『武器よさらば』(ぶきよさらば、A Farewell to Arms)は、1929年に発表されたアーネスト・ヘミングウェイの長編小説。
第一次世界大戦のイタリアを舞台に、アメリカ人のイタリア兵フレデリック・ヘンリーとイギリス人看護婦キャサリン・バークレイとの恋を描く。ヘミングウェイ自身の、イタリア戦線の従軍記者時の体験をもとにしている。
あらすじ
第一次世界大戦中、イタリア兵に志願したアメリカ人フレデリック・ヘンリーだが、イタリア軍は理想とはかけ離れていた。その戦場で看護婦キャサリン・バークレイと出会う。初めは遊びのつもりの恋であったが、しだいに2人は深く愛し合うようになった。やがてキャサリンの妊娠が分かり、2人はスイスへと逃亡する。ところが難産の末、子と共にキャサリンは死んでしまい、最後は雨の中をフレデリックは一人立ち去ってゆく。
映画化作品
- 1932年『戦場よさらば』(米)
- 監督:フランク・ボーゼイジ、出演:ゲイリー・クーパー、ヘレン・ヘイズ、アドルフ・マンジュー、メアリー・フィリップス、ジャック・ラ・ルーほか
- 1957年『武器よさらば』(米)
- 監督:チャールズ・ヴィダー、出演:ロック・ハドソン、ジェニファー・ジョーンズ、ヴィットリオ・デ・シーカ、マーセデス・マッケンブリッジ、アルベルト・ソルディ、エレイン・ストリッチ、オスカー・ホモルカほか
関連項目
脚注
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小説 | - 春の奔流(英語版) (1926)
- 日はまた昇る (1926)
- 武器よさらば (1929)
- 持つと持たぬと(英語版) (1937)
- 誰がために鐘は鳴る (1940)
- 河を渡って木立の中へ(英語版) (1950)
- 老人と海 (1952)
- 海流のなかの島々 (1970)
- エデンの園 (1986)
- ケニア(英語版) (1999)
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短編 | - 二つの心臓の大きな川 (英語版) (1925)
- インディアンの村(英語版) (1925)
- 医師とその妻(英語版) (1925)
- ファイター(英語版) (1925)
- ごく短い物語(英語版) (1925)
- 兵士の故郷(英語版) (1925)
- 雨のなかの猫(英語版) (1925)
- ある訣別(英語版) (1925)
- 清潔で、とても明るいところ(英語版) (1926)
- 贈り物のカナリア (1926)
- 五万ドル(英語版) (1927)
- 白い象のような山並み(英語版) (1927)
- 殺し屋 (1927)
- 敗れざる者(英語版) (1927)
- ケ・ティ・ディーチェ・ラ・パートリア? (1927)
- 父と子(英語版) (1932)
- 死ぬかと思って(英語版) (1933)
- ギャンブラーと尼僧とラジオ(英語版) (1933)
- 最前線(英語版) (1933)
- キリマンジャロの雪 (1936)
- 世の光 (1936)
- フランシス・マカンバーの短い幸福な生涯 (1936)
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短編集 | - 三つの短編と十の詩(英語版) (1923)
- われらの時代 (短編集) (1925)
- 男だけの世界 (1927)
- 勝者に報酬はない (1933)
- 第五列と最初の四九の短編(英語版) (1938)
- The Essential Hemingway (1947)
- The Hemingway Reader (1953)
- The Snows of Kilimanjaro (1961)
- 第五列とスペイン内戦に関する四つの短編(英語版) (1969)
- ニック・アダムズ物語(英語版) (1972)
- The Complete Short Stories of Ernest Hemingway (1987)
- Ernest Hemingway: The Collected Stories (1995)
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舞台 | |
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詩 | |
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ノンフィクション | - 午後の死 (1932)
- アフリカの緑の丘(英語版) (1935)
- Hemingway, The Wild Years (1962) - 移動祝祭日(英語版) (1964)
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映画化 | - 戦場よさらば (1932)
- 誰が為に鐘は鳴る (1943)
- 脱出 (1944)
- 殺人者 (1946)
- 決死の猛獣狩り (1947)
- 破局(英語版) (1950)
- キリマンジャロの雪 (1952)
- The Killers (1956)
- 陽はまた昇る (1957)
- 武器よさらば (1957)
- 老人と海 (1958)
- 青年 (1962)
- 殺人者たち (1964)
- For Whom the Bell Tolls (1965)
- 海流のなかの島々 (1977)
- 陽はまた昇る (1984)
- ラブ・アンド・ウォー (1996)
- 老人と海(英語版) (1999)
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関連項目 | |
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