物質移動合意書

物質移動合意書(ぶっしついどうごういしょ、Material Transfer Agreement、MTA)とは、研究機関間で研究材料となる物質の移転(貸借、分譲、譲渡など)を行う際に、機関間で取り交わされる契約のこと。物質自体の扱いに関する条項の他、研究の成果として得られた論文知的財産権の取扱い及び帰属などが定められる。例えば生物学医学の分野においては、マウスなどの実験動物遺伝子培養細胞(細胞株)など様々な対象の移転に際して契約が交わされる。

参考文献

  • 平井昭光「マテリアル・トランスファー・アグリーメント」『情報管理』第45巻第12号、科学技術振興機構、2003年3月1日、858-867頁、doi:10.1241/johokanri.45.858。 

関連項目

外部リンク

  • “MTA”. KUMBL 京都大学大学院医学研究科「医学領域」産学連携推進機構. 2022年2月22日閲覧。
  • “研究開発成果としての有体物の取扱いに関するガイドラインについて”. 文部科学省 (2002年7月31日). 2022年2月22日閲覧。
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