犬吠埼温泉
犬吠埼温泉 | |
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犬吠埼温泉入口 | |
温泉情報 | |
所在地 | 千葉県銚子市 |
交通 | 鉄道 : 銚子電気鉄道犬吠駅下車徒歩約10分 高速バス : 千葉交通、京成電鉄運行銚子 - 東京駅・浜松町線終点 |
泉質 | 塩化物泉 |
泉温(摂氏) | 27 °C |
湧出量 | 300L |
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犬吠埼温泉(いぬぼうさきおんせん)は、千葉県銚子市(旧国下総国)にある温泉郷。犬吠温泉・潮の湯温泉・屏風ヶ浦温泉などとも呼称される[1]。水郷筑波国定公園に含まれる景勝地。
泉質
源泉が3種類存在する。
- 源泉名:潮の湯(日本温泉協会認定[1])
- 源泉名:黒潮の湯
- 泉質:ナトリウム塩化物強塩泉
- 源泉温度:27℃
- 湧出量:毎分300リットル
- 源泉名:屏風ヶ浦温泉
- 泉質:ナトリウム塩化物冷鉱泉(低張性・弱アルカリ性・冷鉱泉)
- 湧出量:毎分160リットル(掘削・動力揚湯)
- 源泉所在地:千葉県銚子市三崎町三丁目52番地
効能
- 神経痛、筋肉痛、慢性消化器痛、冷え性、疲労回復ほか
- ※注 効能はその効果を万人に保証するものではない。
温泉街
犬吠埼の周辺に複数のホテル、旅館が存在するが、そのうちの6軒に温泉が引かれている。いずれの宿も、太平洋に面した露天風呂・日の出の光景を名物としている。独自に足湯を整備している宿もある。
温泉が引かれている旅館・ホテル
銚子市観光協会に掲載の旅館・ホテル[2]。
- ホテル&スパ月美 太陽の里
- 別邸 海と森
- 絶景の宿 犬吠埼ホテル(黒潮の湯源泉)
- 犬吠埼観光ホテル(潮の湯温泉源泉)
- ホテルニュー大新
- ぎょうけい館
歴史
観光名所で、保養地としても歴史ある犬吠埼周辺には1874年(明治7年)創業のぎょうけい館を始め、多数の観光ホテル・旅館・民宿が営業しているが、長らく温泉が湧出していなかった。
1996年(平成8年)に入り、当地にある犬吠埼観光ホテルが温泉開発を実施。1,066メートルボーリングを実施して潮の湯温泉源泉開湯に成功する。以降、温泉地としての歴史も始まった。その後、2000年(平成12年)に絶景の宿 犬吠埼ホテルも1,300メートルボーリングにより黒潮の湯を開発している。
交通
公共交通機関
鉄道
高速バス
- バスターミナル東京八重洲発、京成バス(銚子・旭ルート)より、「犬吠埼」下車
自動車
一般道路
高速道路
- 銚子連絡道路 松尾横芝インターチェンジより、国道126号を経由し千葉県道286号愛宕山公園線(銚子ドーバーライン)先
駐車場
- 無料駐車場 犬吠埼灯台駐車場のほか、海水浴場周辺や各施設ごとに駐車場有
周辺情報
「銚子市#名所・旧跡・観光・祭事・催事」も参照
名所・旧跡
- 犬吠埼灯台
- 犬吠テラステラス
- 君ヶ浜しおさい公園
- 銚子電気鉄道線
- 銚子漁港(特定第3種漁港)
- 屏風ヶ浦
- 地球の丸く見える丘展望館
- 水産ポートセンター
- 銚子ポートタワー
- ウォッセ21
- 銚子海洋研究所
- ホエールウォッチング、イルカウォッチング
旧跡
- 円福寺(坂東三十三観音27番・飯沼観音)
- 満願寺(坂東三十三観音番外)
- 常燈寺
- 木造薬師如来坐像(国の重要文化財)
- 本堂、宮殿、棟札(千葉県指定文化財)
祭事・催事
- 銚子はね太鼓[3]
日本遺産
- 外川の街並み(江戸時代の計画都市)
文豪の地
風光明媚な海岸線はかつて数々の文人、墨客が訪れる「文豪の地」として親しまれ、銚子市内には歌碑、詩碑が多く立つ[4]。
代表作
- 高浜虚子「犬吠の 今宵の朧 待つとせん」
- 松尾芭蕉「枯枝に からすのとまりけり 秋の暮」
- 国木田独歩「なつかしき わが故郷は 何処ぞや 彼処にわれは 山林の児なりき」
- 小川芋銭「銚子灘朝暾 大海を 飛びいつる如と 初日の出」
- 尾崎咢堂「朝またき 彼方の岸は アメリカと 聞て瓜立つ おはしまのはし(瑞鶴荘にて)」
- 佐藤春夫「ここに来て をみなにならひ 名も知らぬ草花をつむ みづからの影踏むわれは 仰がねば 燈台の高さを 知らず 波のうねうね ふる里のそれには如かず ただ思ふ 荒磯に生ひて 松のいろ 錆びて 黝きを わが心 錆びて黝きを」
- 源俊頼「磐はしる 外川の滝の むすぶ手も しばしはよどむ 淀むせもあれ」
脚注
[脚注の使い方]
関連項目
ポータル 温泉
外部リンク
- 銚子市観光協会