立石芳枝

立石 芳枝(たていし よしえ 1910年(明治43年)10月3日1983年(昭和58年)12月21日)は、日本法学者。専門は、親族法相続法。女性として日本で最初に法学博士の学位を取得した。学位論文は、「イギリスの無遺言者遺産の管理」。

略歴

1910年 東京都にて出生。父は京都地方裁判所所長。

1932年 明治大学専門部女子部法科を卒業し、明治大学法学部(旧制)に進学、1935年に卒業。

1935年 女性ではじめて 東京帝国大学大学院(法学)に進学する[1]

1944年 明大女子部教授となり、民法を担当。後に明治大学短期大学長に就任。

1962年 「イギリスの無遺言者遺産の管理」で 女性初の法学博士[2] となる。

1983年 死去。73歳。

民法、特に 親族法相続法 に造詣が深く、東大名誉教授 我妻栄 との共著がある[3][4]

参考文献

  • 明治大学短期大学史編集委員会『明治大学専門部女子部・短期大学と女子高等敎育: 1929-2006』(明治大学短期大学 2007)

脚注

  1. ^ 立石芳枝 女性初の東大大学院(法学)進学者 ~ 東京大学における昭和二十年(一九四五年)以前の女子入学に関する資料 所澤潤 P.64 及び『東京大学百年史』通史 等
  2. ^ 立石芳枝教授 法学博士(明治大学、1962年)(学位論文「イギリスの無遺言者遺産の管理」)
  3. ^ 親族法・相続法/我妻栄・立石芳枝 共著 1952
  4. ^ 親族法・相続法 (法律学体系 コンメンタール篇) 我妻 栄 (著), 立石 芳枝 (著)
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