緒方惟一郎
緒方 惟一郎(おがた ゆいいちろう[1]、1874年〈明治7年〉5月18日[1][注 1] - 1951年〈昭和26年〉10月21日[2])は、日本の内務・警察官僚。官選青森県知事、警視庁消防部長。
経歴
熊本県出身[1]。緒方夫門の長男として生まれる[3]。第五高等学校を経て[3]、1904年7月、東京帝国大学法科大学政治学科を卒業[1][3]。1905年3月、内務省に入省し警視庁属兼警部となる[1][3]。
1910年、警視庁警視・神田警察署長に就任。以後、浅草南元町警察署長、麻布鳥居坂警察署長などを経て、1915年、警視庁消防部長となり、9年間在任した[1]。
1924年6月6日、青森県知事に発令されたが、在任18日後の6月24日に休職となる。その理由は不明である[1]。1925年9月に退官した[4]。その後、富国生命に相談役として入社した[5]。戦後、日本消防協会副会長を務めた[2]。
栄典
著作
- 『防火知識』教化的国家社、1925年。
脚注
注釈
- ^ 『戦前期日本官僚制の制度・組織・人事』53頁では「明7.5.17」。
出典
参考文献
- 戦前期官僚制研究会編『戦前期日本官僚制の制度・組織・人事』東京大学出版会、1981年。
- 歴代知事編纂会編『新編日本の歴代知事』歴代知事編纂会、1991年。
- 秦郁彦編『日本官僚制総合事典:1868 - 2000』東京大学出版会、2001年。
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