鳥居元宏

鳥居 元宏(とりい もとひろ、1935年8月6日 - )は、日本の映画監督脚本家[1]。筆名は飛鳥ひろし[1]日本画家の9代目鳥居清光は実妹。

来歴

東京府杉並区成宗出身[2]京都府在住。東京都立豊多摩高等学校を経て、1959年早稲田大学第一文学部演劇科卒業[2]。卒業後東映入社[2]京都撮影所へ配属。助監督となり、内田吐夢田坂具隆マキノ雅裕加藤泰らに就く[2][3]。1964年から脚本を執筆し[2]、1966年、岡田茂京都撮影所長により監督昇進を認められ[4]、『十七人の忍者 大血戦』初監督[4]。監督として、劇場用映画・テレビドラマを合せて50本を手掛ける[1]。脚本家としては、劇場用映画・テレビドラマを合せて約350本を執筆している 。

1990年大阪芸術大学映像学科教授に就任し、学科長になった[1]。1994年神戸芸術工科大学講師。1997年倉敷芸術科学大学講師。

監督作

映画

  • 十七人の忍者 大血戦(1966年)
  • 侠客の掟(1967年)
  • 三匹の牝蜂(1970年)

テレビドラマ

脚本作

映画

テレビドラマ

  • 佐々木小次郎(1965年、MBS)
  • 銭形平次(1966年-1970年、フジテレビ)
  • 戦国無宿(1967年-1968年、読売テレビ)
  • 水戸黄門(TBSテレビ)
    • 第1部(1969年-1970年)
    • 第3部(1971年-1972年)
    • 第12部(1981年-1982年)
    • 第13部(1982年-1983年)
  • 柳生十兵衛(1970年-1971年、フジテレビ)
  • 遠山の金さん捕物帳(1971年-1973年、日本教育テレビ)
  • 忍法かげろう斬り(1972年、フジテレビ)
  • 大岡越前(TBSテレビ)
    • 第3部(1972年-1973年)
    • 第6部(1982年)
  • 隼人が来る(1972年-1973年、フジテレビ)
  • 地獄の辰捕物控(1972年-1973年、日本教育テレビ)
  • ぶらり信兵衛 道場破り(1973年-1974年、フジテレビ)
  • 次郎長三国志(1974年、日本教育テレビ)
  • 編笠十兵衛(1974年-1975年、フジテレビ)
  • 影同心(1975年、TBSテレビ)
  • 十手無用 九丁堀事件帖(1975年-1976年、日本テレビ)
  • お耳役秘帳(1976年、フジテレビ)
  • 五街道まっしぐら!(1976年、日本教育テレビ)
  • 桃太郎侍(1976年-1981年、日本テレビ)
  • 人形佐七捕物帳(1977年、テレビ朝日)
  • 達磨大助事件帳(1977年-1978年、テレビ朝日)
  • 吉宗評判記 暴れん坊将軍(1978年-1981年、テレビ朝日) ※メインライター
  • 柳生一族の陰謀(1978年-1979年、関西テレビ)
  • 疾風同心(1978年-1979年、東京12チャンネル)
  • 長七郎天下ご免!(1979年-1982年、テレビ朝日)
  • 悪党狩り(1980年-1981年、東京12チャンネル)
  • 新・御金蔵破り(1982年、フジテレビ)
  • 影の軍団III(1982年、関西テレビ)
  • 柳生十兵衛あばれ旅(1982年-1983年、テレビ朝日)
  • 御金蔵破り・家康の首(1983年、フジテレビ)
  • 怪人二十面相と少年探偵団(1983年-1984年、関西テレビ)
  • 遠山の金さん(1984年-1985年、テレビ朝日)
  • 怪人二十面相と少年探偵団II(1984年、関西テレビ)
  • ママ、聞いてよ!(1984年-1985年、関西テレビ)
  • 影の軍団IV(1985年、関西テレビ)
  • スタア誕生(1985年、フジテレビ)
  • それいけ!ズッコケ三人組(1985年-1986年、関西テレビ)
  • 遠山の金さんII(1985年-1986年、テレビ朝日)
  • 泳げ!第5コース(1986年、関西テレビ)
  • 名奉行 遠山の金さん(1988年、テレビ朝日)
  • 暴れん坊将軍III(1988年-1990年、テレビ朝日)
  • お江戸捕物日記 照姫七変化(1990年、フジテレビ)
  • 将軍家光忍び旅(1990年-1991年、テレビ朝日)
  • 暴れん坊将軍IV(1991年-1992年、テレビ朝日)
  • 少女探偵事件ファイル(1992年、関西テレビ)
  • 暴れん坊将軍V(1993年-1994年、テレビ朝日)

著書

  • 物語的演技入門-ある俳優養成所の記録から-(青山社、1995年)

脚注

  1. ^ a b c d 鳥居 元宏(Motohiro TORII) – マイポータル – researchmap
  2. ^ a b c d e 『日本映画テレビ監督全集』キネマ旬報社、1988年、269-270頁。 
  3. ^ 『明治侠客伝 三代目襲名』トークショー 京都ヒストリカ国際映画祭
  4. ^ a b 春日太一『あかんやつら 東映京都撮影所血風録』文藝春秋、2013年、197-198頁。ISBN 9784163768106。 

関連項目

外部リンク

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