鹿毛馬神籠石

logo
logo
鹿毛馬神籠石
福岡県
鹿毛馬神籠石 列石
鹿毛馬神籠石 列石
城郭構造 古代山城(神籠石系山城)
築城年 7世紀ごろ
遺構 列石・暗渠・水門
指定文化財 国の史跡
位置 北緯33度40分37秒 東経130度44分4秒 / 北緯33.67694度 東経130.73444度 / 33.67694; 130.73444座標: 北緯33度40分37秒 東経130度44分4秒 / 北緯33.67694度 東経130.73444度 / 33.67694; 130.73444
地図
鹿毛馬 神籠石の位置(福岡県内)
鹿毛馬 神籠石
鹿毛馬
神籠石
テンプレートを表示
鹿毛馬神籠石の位置(日本内)
鹿毛馬神籠石
鹿毛馬神籠石

鹿毛馬神籠石(かけのうまこうごいし[1][2][3]、かけのうまこうごういし[4][5]、かげのうまこうごいし[6])は、福岡県飯塚市鹿毛馬にある鹿毛馬川沿いの馬蹄型丘陵地に築かれた日本の古代山城神籠石系山城[3][7]1945年昭和20年)2月22日付で国の史跡に指定され、2002年(平成14年)3月19日に追加指定されている[6]

築造年代については諸説あるが、1983年12月から1984年2月にかけて行われた水門跡の調査にて、7世紀前半の須恵器甕の胴部分の破片が出土したことから、7世紀頃に築かれた古代山城という説が一般的である[1][3][4][8]

概要

列石の大きさは40から80センチメートルである。実戦を考えた石垣としては低い部類にあたる。軽くジャンプして交わせるものである。鹿毛馬神籠石は中近世に見られる城とは異なり、郊外の農村地帯に存在している。

水門跡と呼ばれる遺構がある。軍用の水門であれば周囲を巡る堀を作って人を寄せ付けなくするなど大量の水を流す工夫が必要であるが鹿毛馬神籠石にはそれがない。

  • 案内板
    案内板
  • 外観
    外観
  • 外観 遠景
    外観 遠景
  • 列石
    列石
  • 列石
    列石

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b “鹿毛馬神籠石 〜時代を超えて注目される謎の遺跡〜『歴史』 飯塚市”. 福岡よかとこ.com. 九州ブランド協議会 (2015年8月20日). 2018年10月20日閲覧。
  2. ^ “鹿毛馬神籠石|福岡観光地検索”. 福岡県観光情報 クロスロードふくおか. 福岡県観光連盟 (2015年6月21日). 2018年10月20日閲覧。
  3. ^ a b c 国指定史跡ガイド. “鹿毛馬神籠石”. コトバンク. 2018年10月20日閲覧。
  4. ^ a b “鹿毛馬神籠石鹿毛馬神籠石(かけのうま こうごういし)”. 飯塚市観光ポータル. 飯塚観光協会 (2014年11月23日). 2018年10月20日閲覧。
  5. ^ “鹿毛馬神籠石 周辺地図”. 地理院地図. 国土地理院. 2018年10月20日閲覧。
  6. ^ a b 鹿毛馬神籠石 - 国指定文化財等データベース(文化庁)、2018年10月20日閲覧。
  7. ^ “鹿毛馬神籠石”. 文化遺産オンライン. 文化庁. 2018年10月20日閲覧。
  8. ^ 頴田町教育委員会 1984, pp. 7–9.

参考資料

  • 頴田町教育委員会『鹿毛馬神籠石 : 福岡県嘉穂郡頴田町所在鹿毛馬神籠石の調査 頴田町文化財調査報告書 第1集』頴田町(福岡県)、1984年。http://store.kyuhaku.jp/dazaifu/pdf/d-141.pdf 九州国立博物館 所蔵。

関連項目

ウィキメディア・コモンズには、鹿毛馬神籠石に関連するカテゴリがあります。
古代山城
朝鮮式山城
(天智紀山城)
畿内
瀬戸内
九州
不明
  • 三野城
  • 稲積城
中国式山城
九州 
神籠石系山城
(史書非記載城)
瀬戸内
九州
関連項目
  • コモンズ コモンズ
  • カテゴリ カテゴリ