2022年北京オリンピック
この項目では、2022年の冬季大会について説明しています。2008年の夏季大会については「2008年北京オリンピック」をご覧ください。 |
2022年北京オリンピック | |
---|---|
第24回オリンピック冬季競技大会 XXIV Olympic Winter Games | |
開会式の様子 | |
開催都市 | 中華人民共和国 北京市 |
参加国・地域数 | 91 |
参加人数 | 2,871 |
競技種目数 | 7競技109種目 |
開会式 | 2022年2月4日 |
閉会式 | 2022年2月20日 |
開会宣言 | 習近平 国家主席(総書記) |
選手宣誓 | 王強 劉佳宇 |
審判宣誓 | 陶永純 |
コーチ宣誓 | 季暁鴎 |
最終聖火ランナー | 趙嘉文 ジニゲル・イラムジャン |
主競技場 | 北京国家体育場 |
冬季 | |
夏季 | |
Portal:オリンピック | |
テンプレートを表示 |
2022年北京オリンピック(2022ねんペキンオリンピック、簡体字中国語: 第二十四届冬季奥林匹克运动会)は、2022年2月4日から2月20日までの17日間、中華人民共和国の北京市および河北省張家口市を会場として開催されたオリンピック冬季競技大会。一般的には、2008年夏の北京オリンピックと区別して北京冬季オリンピックと呼称され、北京冬季五輪と略称される。
2015年にマレーシアのクアラルンプールで開かれた第128次IOC総会で、開催都市が北京に決定した[1][2]。これにより、2018年平昌オリンピック(韓国)、2020年東京オリンピック(日本)に続き、3大会連続で東アジアでの開催となる。また、北京は史上初の夏冬両季オリンピックの開催都市[注 1]となった。アジアでは1972年札幌大会、1998年長野大会、2018年平昌大会に続いて4回目、中国では初の冬季オリンピックである。
歴代冬季五輪開催都市では札幌市(開催当時約100万人)を大幅に上回り人口が最も多い。首都での開催は1984年サラエボ大会以来38年ぶりであった。
開催地決定までの過程
- 2012年
- 10月3日: 国際オリンピック委員会 (IOC) が各国のオリンピック委員会 (NOC) に対し、2022年冬季オリンピック招致に関する行程表を送付した。
- 2013年
- 2014年
- 2015年
投票結果
2022年冬季五輪投票結果 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
都市 | 国 | 票数 | ||||
北京市 | 中国 | 44 | ||||
アルマトイ | カザフスタン | 40 |
棄権1票あり。投票総数85。
新型コロナウイルス感染症の影響
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な大流行により、2020年夏に開催予定だった東京オリンピックの開催時期が2021年夏に延期されたことから、1992年のアルベールビル大会以来、30年ぶりにオリンピックの夏季大会と冬季大会が6か月以内という短い間隔で立て続けに開催される運びとなった。また、同一年度内に2回のオリンピックが開催されたのも史上初となった[6]。
国際オリンピック委員会(IOC)のクリストフ・デュビ統括部長は、無観客開催の可能性を示唆していた[7]。2021年9月29日、IOCは海外からの観客を断念し、中国国内の観客のみを受け入れることを表明した。観戦チケットの販売はしていなかったが、大会組織委員会は会場の建設は順調に進んでいると強調していた[8][9][10][11]。結局組織委は一般チケットの販売を中止し、指定された国有企業などにチケットの割当を行うこととなった。
参加国・地域
ロシアでは、2019年に起きたドーピングの検査データ改ざん問題による排除処分を受けてロシアオリンピック委員会(ROC)として個人資格での出場となった[12]。
また、北朝鮮は2021年に開催した東京オリンピック不参加による資格停止処分を受けて国としての出場が事実上不可能となっており[13]、2022年1月7日に個人資格を含む本大会への出場を行わないことを正式に発表した[14]。
2022年北京オリンピックに参加する国・地域(IOCコード順) | ||
---|---|---|
| ||
前回大会に参加したが、今大会に参加しない国・地域 | 前回大会に参加しなかったが、今大会に参加する国・地域 | |
実施競技と日程
7競技109種目が実施された。()内の数字は、各競技で争われるメダル種目の数を表す。
開 | 開会式 | ● | 種目予選 | 1 | 種目決勝 | EG | エキシビション | 閉 | 閉会式 |
2022年2月 | 2 水 | 3 木 | 4 金 | 5 土 | 6 日 | 7 月 | 8 火 | 9 水 | 10 木 | 11 金 | 12 土 | 13 日 | 14 月 | 15 火 | 16 水 | 17 木 | 18 金 | 19 土 | 20 日 | 種目 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
式典 | 開 | 閉 | N/A | ||||||||||||||||||
アルペンスキー | 2 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 11 | ||||||||||
バイアスロン | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 2 | 1 | 1 | 2 | 11 | |||||||||||
ボブスレー | ● | 1 | 1 | ● | 1 | 1 | 4 | ||||||||||||||
クロスカントリースキー | 1 | 1 | 2 | 1 | 1 | 1 | 1 | 2 | 1 | 1 | 12 | ||||||||||
カーリング | ● | ● | ● | ● | ● | ● | 1 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | 1 | 1 | 3 | |
フィギュアスケート | ● | ● | 1 | ● | 1 | ● | 1 | ● | 1 | ● | 1 | EG | 5 | ||||||||
フリースタイルスキー | ● | 1 | 1 | ● | 1 | 1 | 1 | ● | 1 | 1 | 2 | 1 | 2 | 1 | 13 | ||||||
アイスホッケー | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | 1 | ● | ● | 1 | 2 | ||
リュージュ | ● | 1 | ● | 1 | 1 | 1 | 4 | ||||||||||||||
ノルディック複合 | 1 | 1 | 1 | 3 | |||||||||||||||||
ショートトラックスピードスケート | 1 | 2 | 1 | 1 | 2 | 2 | 9 | ||||||||||||||
スケルトン | ● | 1 | 1 | 2 | |||||||||||||||||
スキージャンプ | 1 | 1 | 1 | ● | 1 | 1 | 5 | ||||||||||||||
スノーボード | ● | 1 | 1 | 2 | 1 | 2 | 1 | 1 | ● | 2 | 11 | ||||||||||
スピードスケート | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 2 | 1 | 1 | 2 | 14 | ||||||||
日別メダル確定数 計 | 0 | 0 | 0 | 6 | 6 | 9 | 10 | 6 | 8 | 7 | 6 | 7 | 4 | 9 | 8 | 6 | 5 | 7 | 5 | 109 | |
累積メダル確定数 計 | 0 | 0 | 0 | 6 | 12 | 21 | 31 | 37 | 45 | 52 | 58 | 65 | 69 | 78 | 86 | 92 | 97 | 104 | 109 | ||
2022年2月 | 2 水 | 3 木 | 4 金 | 5 土 | 6 日 | 7 月 | 8 火 | 9 水 | 10 木 | 11 金 | 12 土 | 13 日 | 14 月 | 15 火 | 16 水 | 17 木 | 18 金 | 19 土 | 20 日 | 総計 |
競技会場
北京ゾーン
北京市朝陽区
- 国家体育場(8万人収容)愛称「鳥の巣(Bird's Nest)」:開閉会式
- 国家水泳センター(4000人収容)愛称「氷立方(Ice Cube)」:カーリング
- 国家体育館(1万8000人収容):アイスホッケー
- 国家速滑館(1万2000人収容)愛称「氷絲帯(氷のリボン)」:スピードスケート
北京市海淀区
北京市石景山区
- ビッグエア首鋼(英語版、中国語版):スノーボード(ビッグエア)、フリースタイルスキー(ビッグエア)
延慶ゾーン
北京市延慶区
張家口ゾーン
張家口市
- 国家クロスカントリーセンター(中国語版)(1万人収容):クロスカントリースキー(ノルディック複合含む)
- 国家スキージャンプセンター(中国語版)(1万人収容):スキージャンプ(ノルディック複合含む)
- 国家バイアスロンセンター(イタリア語版)(1万5000人収容):バイアスロン
- 雲頂スノーパーク(中国語版)(5000人収容):スノーボード(ビッグエアを除く)、フリースタイルスキー(ビッグエアを除く)
大会マスコット等
- 大会マスコット
大会マスコットはジャイアントパンダのビンドゥンドゥン(英: Bing Dwen Dwen、簡: 冰墩墩)[15]。
- 大会エンブレム
大会エンブレムは漢字の「冬」(冬)をイメージしたもので、「冬の夢」と命名している。冬の夢は、赤や青、水色などの伸びやかな線でスキーやスケート選手の姿を表現している。なお、躍動感のある書道の手法も取り入れ、奥深い東洋の文化と現代の融合という意味を込めている。
- スローガン
都市選考において掲げられたスローガンは 「雪氷上での喜びの出会い」 (中国語: 纯洁的冰雪,激情的约会)。2021年9月17日、オリンピックのスローガンを「ともに未来へ!」(中国語: 一起向未来!Yīqǐ xiàng wèilái!)とすることが公表された[16]。同名の大会主題歌「ともに未来へ」(一起向未来)が、易烊千璽によるバージョンと陳偉霆と袁婭維(英語版)によるバージョンで制作された[17]。
- 主題歌
ハイライト
開会式
国・地域別のメダル獲得数
閉会式
閉会式は開会式同様張芸謀総監督の下、2月20日に国家体育場で開催された。五輪旗が陳吉寧北京市長からIOCバッハ会長へ、次回開催都市を代表してジュゼッペ・サラミラノ市長へ引き継がれた。
テレビ放送
- アメリカ国内では、NBCが今大会を含め2032年の夏季オリンピックまでの6大会分の放映権を獲得した[19]。
- 日本国内では、2024年夏季大会までジャパンコンソーシアム(JC)が放映権を獲得している。
- 開催国でもある中国国内では、中央広播電視総台と快手が放映権を獲得している[20]。
スポンサー
ワールドワイドオリンピックパートナー
2020年東京オリンピックのオリンピックワールドワイドパートナーは今大会も引き続き、スポンサーを務めた。その他にドイツで保険事業を行うアリアンツが参入した。
- Airbnb[21]‐民泊仲介(米)
- アリババ[21]‐ECサービス(中)
- アリアンツ[21]‐保険(独)
- アトス[21]‐ITコンサルタント(仏)
- ブリヂストン[21]‐タイヤ製造(日)
- コカ・コーラ[21]‐飲料(米)
- インテル[21]‐半導体製造(米)
- オメガ[21]‐時計製造(瑞)
- パナソニック[21]‐電化製品製造(日)
- プロクター・アンド・ギャンブル[21]‐日用品製造(米)
- サムスン電子[21]‐電化製品製造など(韓)
- トヨタ自動車[21]‐自動車製造(日)
- ビザ‐[22]決済サービス(米)
その他の協賛企業
2022年北京オリンピック大会スポンサー[23] |
---|
オフィシャル・パートナー |
オフィシャル・スポンサー |
オフィシャル・エグゼクティブ・サプライヤー
|
オフィシャル・サプライヤー
|
懸念と論争
降雪の少なさ
招致の段階で提示された屋外会場では、雪上スポーツを行えるほどには冬の降雪が期待できないことを理由として北京が開催地に立候補したことに対し、疑問を呈した批評家もいた。環境の成り行き次第では、多額の費用をかけて雪を会場まで輸送する必要があるかもしれないことが懸念されている[32][33]。
環境問題
北京周辺で競技大会を開催することの環境への影響にも疑問が呈されている。提示された会場の中には、松山国家級自然保護区および同山系の一部に隣接するところもあり、雪山の一部を人工物で覆うことなど会場の建設による自然保護区への環境的影響は不透明である[34][35]。これに対して中国政府はこれらの懸念に対し、競技会場が同自然保護区の外に置かれるように保護区の指定範囲を調整した[36][37]。また世界的なエネルギー危機によっても、冬季オリンピックの開催を目前に控える中国に対する重圧が高まっている[38][39]。アルジャジーラが報じたところでは「中国のエネルギー危機は、ある部分においては、来る2月に北京冬季五輪を「青空」の下で開催するために努めてきた習近平国家主席の自業自得ともいえ、習氏が中国経済の脱炭素化に本気で取り組んでいることを国際社会に示した」形となっている[40]。
盗作疑惑
2022年冬季五輪の開催都市が発表されてから間もなく、一部の音楽評論家が北京大会の招致活動中に使用された公式歌は、ディズニーのアニメーション・ミュージカル映画でもある『アナと雪の女王』の主題歌「レット・イット・ゴー」に酷似しているように聞こえると主張した[41][42]。
ボイコット
中国で初めて開催されたオリンピックとなった2008年北京オリンピックでもあったように、中国が開催国となる今大会でもボイコットを呼びかける動きがある。2019年の新疆文書(英語版)のリーク、2019年から2020年にかけての香港民主化デモ、中国の戦狼外交、ウイグル人大量虐殺の影響で2022年北京冬季五輪に対するボイコットが呼びかけられている[43][44][45][46][47]。2020年7月30日付の書簡の中で、世界ウイグル会議はIOCに対してウイグル人の大量虐殺を理由に2022年の冬季オリンピックを北京で開催することを考え直すよう強く求めた[48][49]。2020年9月、アメリカのリック・スコット(英語版)上院議員はIOCのアニタ・デフランツ(英語版)副会長(当時)と会談し、2022年の冬季オリンピックを習近平中国共産党総書記の政権下で開催するIOCの決定を再考するよう促した。これに対し、IOCが開催地を中国以外に変更することを拒否すると、スコット上院議員も失望を表明した[50]。2020年10月、イギリスのドミニク・ラーブ外相もイギリスが2022年の北京オリンピックをボイコットする可能性を示唆した[51]。
オーストラリアに対する中国の貿易制裁および経済的威圧の行使[52][53]は、オーストラリア国内における2022年の北京オリンピックに対するボイコットの呼びかけを増大させる結果となった[54]。2020年11月、オーストラリアのジャッキー・ランビー(英語版)上院議員とレックス・パトリック(英語版)上院議員は正式にボイコット決議案を提出したが、その後この決議案は否決された[54]。一部の人権団体は外交的ボイコット、すなわち、各国政府が自国の国家元首や政府高官を北京五輪に派遣しない一方で、選手については派遣することを要求している[55]。カナダ議会の13名の議員は、大会開催国を中国以外に変更するよう求める書簡に署名した。同国の3つの政党の党首らは開催地の変更を支持しており、ある党首は大会開催地のカナダへの変更を支持するとまで述べた[56][57]。2021年2月、さらに6名の共和党所属のアメリカの上院議員らが大会開催地の変更を求めた[58]。オランダ議会のショー・ショーシマ(英語版)議員は、「ウイグル人大量虐殺を理由にオリンピックも中国から剥奪されなければならない」と述べた[59]。2021年3月、アメリカのアルペンスキー選手のミカエラ・シフリンも北京五輪を巡って提起されている人権問題のために自身の道徳と仕事の間で、「どちらかを選択する必要はないです」と述べた[60]。2021年4月、アメリカの国際的信教の自由委員会(英語版)は、信教の自由に対する中国政府の弾圧が継続した場合、アメリカ政府関係者は2022年冬季五輪をボイコットするよう勧告した[61]。これを受けてミット・ロムニー上院議員(ロムニー氏は、2002年ソルトレークシティオリンピック大会組織委員会のCEOを務めた。)とティム・ケイン上院議員は、より大規模な中国法案に、アメリカ政府関係者は出席しないが、アメリカ選手は出場可能とする2022年冬季五輪の外交的ボイコットを求める修正案を加えた[62]。2021年5月、アメリカのナンシー・ペロシ下院議長も外交的ボイコットを求めた[63]。アメリカのドナルド・トランプ前大統領は、全面的なボイコットでは「選手たちに対して不公平」になると述べた[64]。
2021年2月、中国国営メディアの環球時報によれば、中国は「ボイコットに従う国に対して強力な制裁を加える」可能性があると警告した[65][66]。2021年3月、中国の郭衛民(中国語版)報道官は北京五輪をボイコットするいかなる試みも失敗する運命にあると述べた[67]。また中国の王毅外相も、EUのジョセップ・ボレル外務・安全保障政策上級代表に、EU関係者は中国との相互協力において「冬季スポーツ交流の拡大」と「新たな見所を育む」ために北京五輪に出席すべきであると伝えた[59]。
IOCは、全世界の政治的問題において中立であり続け、五輪の開催についての裁定ではIOCが当該開催国内における政治的構造、社会の状況、人権標準に賛成しているわけではない、と述べている。IOCはAFPの取材に応じ、「我々は繰り返し申し上げてきましたが、IOCは政府に責任を負うものではありません。IOCはオリンピック競技大会の開催のための権利と機会を与えているだけです。だからといって、我々は、当該国の政治、社会、人権問題のすべてに賛成しているわけではありません。また、個人または人々の人権侵害をすべて認めるというわけでもありません。」と回答している。このようなIOCの立場には批判も出ており、ジュールズ・ボイコフ(英語版)氏もIOC自体が平等と反差別を促進するオリンピック憲章を都合の良いように無視し、「五輪が確実に続くように人権上の残虐行為から目を背けることで不適切な傾向」を示しているとして、IOCの偽善を非難している[59]。
2021年8月に行われた調査によると、アメリカ人の49%が「中国の人権記録では2022年の冬季五輪を同国で開催することはできない」と思っており、33%の人が「(開催できるか)わからない」と回答している[68]。
2021年9月8日、IOCが2020年東京オリンピックに参加しなかった北朝鮮オリンピック委員会を資格停止処分にすると、IOCは北京五輪のボイコットを検討している国々に対して、もし北朝鮮と同様のボイコットを選択すれば、将来のオリンピック競技大会に参加することを禁止するというメッセージを送る意図もあったのではないかとの憶測を呼んだ[69][70]。
2021年10月14日、IOCのジョン・コーツ副会長は、IOCはウイグルの問題に関して「IOCの権限の範囲内にない」ことであるとして、中国政府に異議を申し立てようとは思っていないと述べた[71]。
2021年11月19日、リトアニアの国会にあたるセイマスの17名の議員らは、中国における人権侵害を理由にリトアニアが2022年の北京五輪への参加を取りやめることを勧める公式書簡を公表した[72]。リトアニアオリンピック委員会(英語版)のダイナ・グジネビチウテ(英語版)会長は、オリンピック競技大会は政治的に中立でなければならないとする声明を発表し、同委員会が北京五輪をボイコットする計画はないことを確認した[73][74]。
2021年11月29日、中国メディアは、中国は北京冬季五輪を外交的ボイコットすると脅す西側諸国の政治家を同大会に招待する予定はないとのことであると報じた[75]。
2021年12月3日、リトアニアは北京五輪を外交的ボイコットすると発表した[76]。北京冬季五輪の外交的ボイコットを正式に表明したのは、リトアニアが初めてとなる。
2021年12月6日、アメリカ・ホワイトハウスのジェン・サキ報道官が、バイデン政権は2022年冬季五輪・パラリンピックの外交的ボイコットを開始すると発表した。この外交的ボイコットは、すべてのアメリカ政府関係者が公式な立場で北京五輪・パラリンピックに出席することを禁止するものである。ホワイトハウスは、ボイコットの理由として中国のウイグル人に対する虐待を挙げた[77]。外交的ボイコットは、アメリカ選手の参加に影響を及ぼすことはない。ホワイトハウスは、「何年もトレーニングしてきた選手たちを罰することは公平ではない」として、全面的なボイコットに踏み切る手前でこれを中止したと述べた[78]。このアメリカの決定に対してIOCは「政府・外交関係者の出席は、純粋に各国政府の政治的決定であり、政治的中立の立場にあるIOCは、その決定を十分に尊重する。それと同時に、この発表は、オリンピック競技大会ならびに選手の参加が政治的領域を越えたところで行われることを明確にするものでもあり、我々はこれを歓迎する」と反応した[79]。ニュージーランドも、北京冬季五輪に外交関係者を派遣しない予定であることを発表した。その決定の理由は、新型コロナウイルス対策等を含め「さまざまな要因」によるものであると説明している[80]。
2021年12月8日、さらに4か国が正式にボイコットを表明した。オーストラリアも北京五輪を外交的ボイコットすることを発表し、北京にメッセージを送るため国連のオリンピック停戦(英語版)に署名することを拒否するとも発表した[81]。オーストラリアのメディアは、2022年の北京五輪は「人類の祝典」というより、人道に対する罪の祝典であると報じた[82]。イギリスも北京五輪の外交的ボイコットを発表した[83]。イギリスについては、エリザベス2世の長女で長年にわたってIOC委員およびイギリスオリンピック委員会総裁を務めるアン王女の大会への出席を禁じるかどうかまでは、明らかにされていない[84]。同日、カナダも北京五輪を外交的ボイコットすると発表した[85]。コソボもこれらの国々の外交的ボイコットの動きに追随した[86]。
2021年12月11日、IOCはバッハ会長や主要な国際競技連盟の会長らスポーツ界の首脳を集めた五輪サミットをオンラインで開き、「五輪とスポーツの政治化に断固として反対する」との共同宣言をまとめた。宣言では「IOC、五輪、そして五輪運動全体の政治的な中立性の必要性を強く訴えた」と強調している。会議には中国、ロシア、アメリカの各国オリンピック委員会会長も出席した[87]。
2021年12月24日、「総合的な勘案」を理由に、閣僚や政府高官ら政府関係者を派遣しないことを決めた[88]。なお、JOCの山下泰裕会長と参院議員で東京大会組織委員会会長の橋本聖子は派遣する予定である。事実上の「外交ボイコット」ではあるが、その呼称を使わない意向も示したため、「外交ボイコット」には当たらない[89]。中国外務省も「歓迎」の意を示した。
2022年2月3日、2020年中印国境紛争に参加した中国軍の兵士が聖火リレーのランナーを務めていることが発覚したため、インドも中国との外交的ボイコットを表明した[90]。
一方、ロシアやUAE、シンガポールをはじめとする計25か国は出席を表明した[91]。フランスはボイコットを「効果が小さい」として出席を表明し、スポーツ担当相を大会に派遣しているが、開会式は欠席の見通しを表明した[92]。ドイツもショルツ首相が開会式に参加しないと表明した。また、ニュージーランドやスイスのように新型コロナウイルス感染症への懸念を理由に不参加を表明する国もあり[93][94]、開会式に要人が出席した国は32か国に留まった[95]。
外交的ボイコット表明国
外交的ボイコットとは、政治的理由で北京冬季五輪に各々の政府代表者を出席させないことを意味する[96]。全面的なボイコットに移行することがない限りは、それらの国の代表選手は大会に参加することが可能である。
外交的ボイコットを決定した国は次の通りである。(事実上のボイコットは含まず)
開会式
開会式で中国の少数民族の代表たちが出演するシーンがあるが、そこでチマチョゴリを着用している朝鮮族の代表の少女が登場したため、韓国の政界と民間が「中国による文化盗用」として抗議した。これに対し、中国側は韓服が中国の民族衣装でもあるため、韓国側の抗議が不適切だと弁明した[106][107]。また、開会式の最終走者はウイグル族のジニゲル・イラムジャンが務めたことは、中国国内での少数民族に対する人権侵害への欧米の批判に反論する狙いとみられる[108]。
試合
2月7日のショートトラックスピードスケートの男子1000メートルの予選試合で中国選手を抜いてゴールした韓国選手が失格になり、決勝進出できなくなったため、韓国側の世論が激しく反発した[109][106]。また、2月7日のノルディックスキー・ジャンプの混合団体の試合で、日本の高梨沙羅ら4チームの5選手が抜き打ち検査でスーツ規定違反とされ、失格したことが物議を醸した[110]。
これらの"疑惑の判定"について、「中国忖度説」が一部で持ち上げられた[111]。内容は、中国を勝たせる、もしくは政府からの要人を派遣していない国を貶める恣意的判定をするというものである。しかしながら、ショートトラックスケートで失格になった韓国やROC(ロシア)は開会式への出席を明言した国であり、一方ノルディックスキー・ジャンプの混合団体で優勝したスロベニアは台湾との関係を巡り中国と対立している国[112]であることなど、論理的な整合性はない[要出典]。
マスコット
マスコットのビンドゥンドゥンは中国国内で大きな人気を博したが、2月8日に中国中央テレビは記者と中国代表選手との生放送中、ビンドゥンドゥンの着ぐるみは突如低い男性の声で言葉を発し、その中から男性が現れた場面を放送した。これに対し、中国のインターネットで「幻滅した」などと批判が多く寄せられた。その後、マスコットのデザイナーは「オリンピックの公式マスコットが『ジェンダーニュートラル』という規定があるため、ビンドゥンドウンには性別がない」と釈明し、大会運営側も「喋ったのは偽物だ」とコメントした[113][114][115]。
公式アプリ
- My2022(冬奥通)
脚注
注釈
- ^ ただし、競技単位で見た場合は、日本の長野県軽井沢町と北海道札幌市の先例があり、北京は通算3例目である。軽井沢町では、1964年東京オリンピックの馬術と、1998年長野オリンピックのカーリングが実施された。札幌市では、1972年札幌オリンピックのアルペンスキー滑降以外と、2020年東京オリンピックのマラソン、競歩、サッカー(一部試合)が開催された。
出典
- ^ “Beijing named host city of Olympic Winter Games 2022”. International Olympic Committee. (2015年7月31日). https://www.olympic.org/news/beijing-named-host-city-of-olympic-winter-games-2022 2018年1月1日閲覧。
- ^ “北京で22年冬季五輪 史上初の夏冬両大会開催”. 日本オリンピック委員会. (2015年7月31日). https://www.joc.or.jp/news/detail.html?id=6715 2018年1月1日閲覧。
- ^ “IOC opens bids for 2022 Olympic Winter Games, YOG 2020”. olympic.org (International Olympic Committee). (2013年6月6日). https://www.olympic.org/news/ioc-opens-bids-for-2022-olympic-winter-games-yog-2020 2018年1月1日閲覧。
- ^ “Five bid cities submit application files to host 2022 Olympic Winter Games”. olympic.org (International Olympic Committee). (2014年3月14日). https://www.olympic.org/news/five-bid-cities-submit-application-files-to-host-2022-olympic-winter-games 2018年1月1日閲覧。
- ^ “Oslo, Almaty and Beijing become candidate cities for the Olympic Winter Games 2022”. olympic.org (International Olympic Committee). (2014年7月7日). https://www.olympic.org/news/oslo-almaty-and-beijing-become-candidate-cities-for-the-olympic-winter-games-2022 2018年1月1日閲覧。
- ^ パラリンピックも含めると、アルベールビルパラリンピックとバルセロナオリンピック・パラリンピックが同一年度に開催されている。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2021年8月6日). “来年2月の北京冬季五輪、無観客も選択肢 IOC幹部が言及”. SankeiBiz. 2021年8月9日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2021年8月8日). “北京冬季の成功目指す中国 「無観客は功績」”. 産経ニュース. 2021年8月9日閲覧。
- ^ “北京五輪、観客有無が争点 IOC幹部は無観客を示唆(写真=共同)”. 日本経済新聞 (2021年8月8日). 2021年8月9日閲覧。
- ^ “北京冬季五輪関係施設の建設が順調、施設ごとに新型コロナの予防抑制案_中国網_日本語”. japanese.china.org.cn (01.08.2021). 2021年8月9日閲覧。
- ^ “北京冬季五輪、海外客受け入れ見送り IOC発表”. AFP通信 (2021年9月30日). 2021年9月30日閲覧。
- ^ “東京五輪・パラからロシア排除 ドーピング不正で”. 日本経済新聞 (2019年12月9日). 2021年9月9日閲覧。
- ^ “IOC、東京五輪不参加の北朝鮮に資格停止…文大統領の平和構想に直撃弾”. 中央日報 (2021年9月9日). 2021年9月9日閲覧。
- ^ “北朝鮮 北京五輪不参加を表明=中国に「全面的に応援」”. 聯合ニュース (2022年1月7日). 2022年1月7日閲覧。
- ^ “五輪グッズ「4時間待ち」 人気急上昇、販売店に行列”. 産経ニュース (2022年2月6日). 2022年2月5日閲覧。
- ^ “Beijing 2022 reveals official motto: "Together for a Shared Future" - Olympic News” (英語). International Olympic Committee (2021年9月17日). 2021年10月7日閲覧。
- ^ “易烊千玺以歌助威北京冬奥,单曲《一起向未来》上线QQ音乐” (Chinese). 凤凰网. 2021年10月7日閲覧。
- ^ 【冬奥优秀音乐作品】洛天依演唱《Time to Shine》 期待运动员在北京冬奥会舞台上尽情绽放
- ^ NBCユニバーサル、32年までの五輪放映権を獲得 - ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 Archived 2016年8月23日, at the Wayback Machine.
- ^ “TikTokのライバル「快手(Kwai)」、東京五輪の放映権を取得 月間アクティブユーザーは10億超”. 36Kr Japan (2021年6月26日). 2021年6月26日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l “【北京冬季五輪】 国際スポンサー企業、開幕目前でも静かなまま”. BBCニュース (2022年1月29日). 2022年2月12日閲覧。
- ^ York, Jing Yang in Beijing and AnnaMaria Andriotis in New. “北京五輪がデジタル元の実験場に、米ビザに苦悩”. WSJ Japan. 2022年2月12日閲覧。
- ^ “Beijing Organising Committee for the 2022 Olympic and Paralympic Winter Games”. www.beijing2022.cn. 2022年1月1日閲覧。
- ^ “Beijing Beiao Group signs Beijing 2022 Winter Games deal”. SportBusiness (2019年10月28日). 2022年1月1日閲覧。
- ^ “北京燕京啤酒股份有限公司关于使用自有资金投资结构性存款的公告”. finance.sina.com.cn (2022年1月15日). 2022年1月1日閲覧。
- ^ Allen-Ebrahimian, Bethany; Chen, Shawna (2021年4月6日). “Olympic committee gave uniform contract to Chinese company with Xinjiang ties”. Axios. https://www.axios.com/olympic-committee-gave-uniform-contract-to-chinese-company-with-xinjiang-ties-7ef4000e-2d39-49c8-8134-2e871be6837f.html?utm_campaign=organic&utm_medium=socialshare&utm_source=twitter 2022年1月1日閲覧. "The IOC announced in September 2019 that Hengyuanxiang (HYX) Group would supply formal uniforms, such as those used in ceremonies, for IOC members and staff."
- ^ “Beijing Shunxin new Official Sponsor of Beijing 2022”. english.visitbeijing.com.cn. 2022年1月1日閲覧。
- ^ “青岛啤酒官方网站-品牌与产品”. www.tsingtao.com.cn. 2022年1月1日閲覧。
- ^ http://en.ytsports.cn/news-4829.html
- ^ “Yuanfudao Online Education sign on as official sponsor of Beijing 2022”. www.insidethegames.biz (2020年7月14日). 2022年1月1日閲覧。
- ^ “百胜中国成为北京2022年冬奥会和冬残奥会官方餐饮服务赞助商”. finance.sina.com.cn (2020年7月20日). 2022年1月1日閲覧。
- ^ Matt Schiavenza, "A Winter Olympics in a City Without Snow Archived 24 September 2019 at the Wayback Machine.", The Atlantic, 31 July 2015
- ^ Tom Phillips, "Beijing promises to overcome lack of snow for 2022 Winter Olympics Archived 19 June 2016 at the Wayback Machine.", The Guardian, 31 July 2015
- ^ "Scientists Question Environmental Impact of China's Winter Olympics Archived 7 March 2020 at the Wayback Machine.", The New York Times, 9 April 2015
- ^ "Winter Olympic Games venues in China 'pose threat to Beijing nature reserve' Archived 7 August 2015 at the Wayback Machine.", South China Morning Post, 4 August 2015
- ^ “2022年冬奥会比赛场地不在保护区内--体育--人民网”. sports.people.com.cn (2015年8月8日). 2021年8月9日閲覧。
- ^ “2022 Beijing Winter Olympics”. birdingbeijing.com (2015年8月16日). 2015年11月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年11月15日閲覧。
- ^ “Analysis: China's green Winter Olympics 2022 to boost natural gas demand”. S&P Global. (2021年9月15日). https://www.spglobal.com/platts/en/market-insights/latest-news/energy-transition/091521-analysis-chinas-green-winter-olympics-2022-to-boost-natural-gas-demand
- ^ “How China's energy crisis has sent commodity markets reeling”. Nikkei Asia. (2021年10月18日). https://asia.nikkei.com/Spotlight/Market-Spotlight/How-China-s-energy-crisis-has-sent-commodity-markets-reeling
- ^ “The next shock in the pipeline for China's economy: energy crunch”. Al Jazeera. (2021年9月27日). https://www.aljazeera.com/economy/2021/9/27/the-next-shock-in-the-pipeline-for-chinas-economy-energy-crunch
- ^ “Is China's Winter Olympics song a Frozen rip-off?”. BBC News (2015年8月4日). 2020年2月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月10日閲覧。
- ^ “El sorprendente parecido de la canción de Pekín 2022 con la de 'Frozen' [The striking resemblance of the Beijing song 2022 with that of 'Frozen']”. El País. (2015年8月4日). オリジナルの2020年2月26日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200226180656/https://elpais.com/elpais/2015/08/04/videos/1438694483_159603.html 2020年2月10日閲覧。
- ^ Shih, Gerry (2020年10月8日). “Beijing is planning to host another Olympics. Clashes over human rights are back, too.”. The Washington Post. 2020年12月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月21日閲覧。
- ^ Karlik, Evan (2019年8月8日). “The Case for Boycotting Beijing 2022”. The Diplomat. 2020年5月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月27日閲覧。
- ^ Westcott, Ben (2019年12月2日). “Huge leaks are exposing Xinjiang's re-education camps. But don't expect Beijing to back down”. edition.cnn.com. 2020年9月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月26日閲覧。
- ^ Montgomery, Marc (2020年6月10日). “Boycott the 2022 China Winter Olympics?”. Radio Canada International. 2020年8月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月17日閲覧。
- ^ Kenneth Bandler (2020年8月17日). “The Uyghers' plight is a humanitarian crisis. More must be done to help”. Jerusalem Post. 2020年8月17日閲覧。 ““It is a genocide,” says Turkel, adding that the “purposeful prevention of population growth” is one of the legal definitions of genocide. “In the last year, Uyghur population growth dropped by 24%, and in the previous three years by 84%.”{...}If there is no significant change in Chinese government policy regarding the Uyghurs, Turkel would like to see the US boycott the Winter Olympics in Beijing in 2022.”
- ^ Stephanie Nebehay (2020年8月14日). “Uighur group urges IOC to reconsider 2022 Beijing Winter Games venue”. Reuters. オリジナルの2020年9月13日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200913091441/https://www.reuters.com/article/amp/idUSKCN25A1PG 2020年8月18日閲覧。
- ^ “Uighur group calls for China to lose 2022 Winter Olympics over 'genocide'”. WION. 2020年8月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月18日閲覧。
- ^ “Sen. Rick Scott: I'm Disappointed IOC Vice President Refused to Commit to Move 2022 Olympic Games Out of Communist China”. SENATOR RICK SCOTT (2020年9月11日). 2020年10月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月11日閲覧。
- ^ “Dominic Raab hints UK could boycott 2022 Beijing winter Olympics amid evidence of 'egregious' human rights snakess of Uighur people”. The Independent. (2020年10月6日). オリジナルの2021年1月5日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210105021855/https://www.independent.co.uk/news/uk/politics/dominic-raab-beijing-winter-olympics-human-rights-china-uighur-b838946.html 2021年1月2日閲覧。
- ^ Nagy, Stephen R. (2020年5月21日). “Mitigating China's economic coercion”. 2021年1月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月23日閲覧。 “economic coercion”
- ^ Kassam, Natasha (2020年7月20日). “Great expectations: The unraveling of the Australia-China relationship”. Brookings Institution. 2020年12月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月23日閲覧。 “economic coercion”
- ^ a b Citowicki, Philip (2020年11月20日). “Continued Deterioration in Australia-China Relations Fuels Talk of Olympic Boycott”. 2020年12月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月23日閲覧。
- ^ “Human rights groups weigh boycott of 2022 Winter Olympics in Beijing”. www.pri.org. Public Radio International. 2020年11月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月27日閲覧。
- ^ “Archived copy”. 2021年2月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月10日閲覧。
- ^ “Archived copy”. 2021年2月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月18日閲覧。
- ^ “US senators urge IOC to remove 2022 Winter Olympics from China” (英語). au.news.yahoo.com. 2021年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月7日閲覧。
- ^ a b c “Critics question China's right to host Winter Olympics” (英語). POLITICO (2021年3月4日). 2021年3月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月7日閲覧。
- ^ “Mikaela Shiffrin doesn't want to have to choose between 'morality versus being able to do your job' at the 2022 Winter Olympics”. オリジナルの2021年3月7日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210307154155/https://edition.cnn.com/2021/03/02/sport/mikaela-shiffrin-beijing-winter-olympics-2022-spt-intl/index.html 2021年3月7日閲覧。
- ^ Lewis, Simon; Martina, Michael (2021年4月21日). “Panel recommends that U.S. officials not go to China's Olympics”. Reuters. オリジナルの2021年4月22日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210422022140/https://www.reuters.com/world/asia-pacific/panel-recommends-that-us-officials-not-go-chinas-olympics-2021-04-21/ 2021年4月22日閲覧。
- ^ Steven, Dennis T. (2021年4月21日). “'Diplomatic Boycott' of Beijing Olympics Added to China Bill”. Bloomberg. オリジナルの2021年4月22日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210422022143/https://www.bloomberg.com/news/articles/2021-04-21/-diplomatic-boycott-of-beijing-olympics-added-to-china-bill?sref=iln6Reat 2021年4月22日閲覧。
- ^ Ni, Vincent (2021年5月19日). “China labels Nancy Pelosi 'full of lies' after call for Winter Olympics boycott”. The Guardian. オリジナルの2021年6月2日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210602081934/https://www.theguardian.com/us-news/2021/may/19/nancy-pelosi-calls-for-us-diplomatic-boycott-of-beijing-winter-olympics 2021年6月3日閲覧。
- ^ “Cruz: Americans should compete against China in 2022 Beijing Olympics and 'kick their commie a--es'”. Fox News. (2021年6月19日). オリジナルの2021年6月21日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210621193522/https://www.foxnews.com/politics/cruz-americans-compete-against-china-2022-beijing-olympics 2021年6月21日閲覧。
- ^ “Warning that boycott of Beijing 2022 could be met with Chinese sanctions”. www.insidethegames.biz (2021年2月10日). 2021年2月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月16日閲覧。
- ^ “'Retaliate fiercely': China issues chilling Olympics warning” (英語). 7NEWS.com.au (2021年2月9日). 2021年2月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月16日閲覧。
- ^ “China: Calls for 2022 Winter Olympics boycott doomed to fail”. オリジナルの2021年3月9日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210309231627/https://abcnews.go.com/Sports/wireStory/china-calls-2022-winter-olympics-boycott-doomed-fail-76221092 2021年3月7日閲覧。
- ^ Nather, David (2021年8月7日). “Ax2. Exclusive poll: Trouble ahead for the Beijing Olympics”. Axios. https://www.axios.com/beijing-olympics-trouble-axios-momentive-poll-670761b3-fd99-4a42-b332-bfe33f6feb44.html 2021年11月18日閲覧。
- ^ Saric, Ivana. “North Korea suspended from 2022 Beijing Winter Olympics” (英語). Axios. 2021年9月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年9月9日閲覧。
- ^ Armour, Nancy (2021年9月8日). “North Korea barred from Beijing Olympics because of its decision to skip Tokyo Games”. USA Today. オリジナルの2021年9月9日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210909000641/https://www.usatoday.com/story/sports/olympics/beijing/2021/09/08/north-korea-banned-from-2022-winter-olympic-games/5773324001/ 2021年9月8日閲覧。
- ^ Reuters (2021年10月13日). “IOC's Coates rules out pressuring China over human rights” (英語). Reuters. https://www.reuters.com/lifestyle/sports/iocs-coates-rules-out-pressuring-china-over-human-rights-2021-10-13/ 2021年10月15日閲覧。
- ^ “Grupė Lietuvos parlamentarų ragina boikotuoti Pekino žiemos olimpines žaidynes” (リトアニア語). The Wall Street Journal. Eastern Edition. (2021年11月19日). ISSN 0099-9660. https://www.delfi.lt/sportas/kitos-sporto-sakos/grupe-lietuvos-parlamentaru-ragina-boikotuoti-pekino-ziemos-olimpines-zaidynes.d?id=88717353 2021年11月28日閲覧。
- ^ “LTOK pozicija dėl siūlymo sportininkams boikotuoti Pekino žiemos olimpines žaidynes” (リトアニア語). Lietuvos tautinis olimpinis komitetas (2021年11月23日). 2021年12月1日閲覧。
- ^ “Po Seimo narių prašymo boikotuoti Pekino olimpinės žaidynes – griežtas LTOK atsakas” (リトアニア語). The Wall Street Journal. Eastern Edition. (2021年11月23日). ISSN 0099-9660. https://www.15min.lt/sportas/naujiena/kita/po-seimo-nariu-prasymo-boikotuoti-pekino-olimpines-zaidynes-grieztas-ltok-atsakas-26-1602488 2021年11月28日閲覧。
- ^ “China reportedly does not plan to invite Western politicians who threaten diplomatic boycott of Beijing Olympics”. Reuters. The Globe and Mail. (2021年11月29日). https://www.theglobeandmail.com/sports/olympics/article-china-reportedly-does-not-plan-to-invite-western-politicians-who/ 2021年12月7日閲覧。
- ^ “Lithuania confirms diplomatic boycott of Beijing 2022 Winter Olympics” (英語). ANI News. 2021年12月8日閲覧。
- ^ “五輪ボイコット 不信の払拭は中国の責任だ(社説)”. 読売新聞オンライン (2021年12月8日). 2021年12月11日閲覧。
- ^ CNN, Allie Malloy and Kate Sullivan. “White House announces US diplomatic boycott of 2022 Winter Olympics in Beijing”. CNN. 2021年12月6日閲覧。
- ^ “IOC statement on today’s announcement by the US government - Olympic News” (英語). International Olympic Committee (2021年12月6日). 2021年12月7日閲覧。
- ^ Reuters (2021年12月7日). “New Zealand won't send diplomats to Beijing Olympics, cites COVID-19” (英語). Reuters. https://www.reuters.com/lifestyle/sports/new-zealand-wont-send-diplomats-beijing-olympics-cites-covid-19-2021-12-07/ 2021年12月9日閲覧。
- ^ “"Australia won’t send officials to China for Winter Olympics”. The Age. 2021年12月8日閲覧。
- ^ “Beijing 2022 is a celebration of crimes against humanity”. The Age. 2021年12月8日閲覧。
- ^ “UK ‘effectively’ plans a diplomatic boycott of Beijing Winter Olympics, joining the United States, Australia and Lithuania”. chicagotribune.com. 2021年12月8日閲覧。
- ^ “UK plans diplomatic boycott of Beijing Winter Olympics”. 710 ESPN Seattle (2021年12月7日). 2021年12月8日閲覧。
- ^ Schnell, Mychael (2021年12月8日). “Canada announces diplomatic boycott of Beijing Olympics” (英語). TheHill. 2021年12月8日閲覧。
- ^ “Kosova bojkoton Lojrat Olimpike në Pekin” (アルバニア語). Alast News. (2021年12月8日). https://alsat.mk/kosova-bojkoton-lojrat-olimpike-ne-pekin/ 2021年12月9日閲覧。
- ^ “五輪の政治化「断固反対」 IOC首脳会議で共同宣言”. 共同通信 (2021年12月12日). 2021年12月12日閲覧。
- ^ “政府、北京五輪「外交ボイコット」へ 米に同調、人権重視の姿勢強調”. 朝日新聞デジタル. 2022年2月12日閲覧。
- ^ “曖昧決着の「外交ボイコット」 米中双方に配慮―日本政府”. 時事ドットコム. 2022年2月12日閲覧。
- ^ a b Haidar, Suhasini (2022年2月3日). “Indian diplomats to boycott Beijing Winter Olympics” (英語). The Hindu. ISSN 0971-751X. https://www.thehindu.com/news/national/india-to-diplomatically-boycott-winter-olympics-over-chinas-decision-to-field-galwan-soldier-as-torchbearer/article38370876.ece 2022年2月4日閲覧。
- ^ “北京オリンピック、開会式に出席表明した世界の首脳。不参加や外交ボイコットの国は(一覧)”. ハフポスト. 2022年2月12日閲覧。
- ^ “仏大統領、北京五輪の外交ボイコットは「効果小さい」 中国は米英など非難”. BBCニュース. (2021年12月10日). https://www.bbc.com/japanese/59603901 2022年2月12日閲覧。
- ^ “スイス、閣僚派遣見送り 北京五輪、コロナ理由に”. 東京新聞 TOKYO Web. 2022年2月12日閲覧。
- ^ “NZ、北京五輪に閣僚派遣せず コロナ理由に”. 日本経済新聞. 2022年2月12日閲覧。
- ^ “北京五輪 プーチン大統領含む外国の国家元首ら32人が開会式出席”. nikkansports.com. 2022年2月12日閲覧。
- ^ “バイデン米大統領、北京五輪の「外交的ボイコット」を検討”. BBCニュース (2021年11月19日). 2021年12月11日閲覧。
- ^ “Lithuania confirms diplomatic boycott of Beijing 2022 Winter Olympics”. (2021年12月3日). https://www.aninews.in/news/world/asia/lithuania-confirms-diplomatic-boycott-of-beijing-2022-winter-olympics20211203200952/ 2021年12月8日閲覧。
- ^ “White House announces US diplomatic boycott of 2022 Winter Olympics in Beijing”. (2021年12月6日). https://www.cnn.com/2021/12/06/politics/us-diplomatic-boycott-winter-olympics/index.html 2021年12月8日閲覧。
- ^ “2022 Beijing Winter Olympics: Australia joins US diplomatic boycott”. (2021年12月8日). https://www.bbc.com/news/world-australia-59573500 2021年12月8日閲覧。
- ^ “Australia, UK join diplomatic boycott of Beijing Winter Games”. (2021年12月8日). https://www.reuters.com/world/china/australia-joins-diplomatic-boycott-beijing-winter-games-2021-12-08/ 2021年12月8日閲覧。
- ^ “Canada joining diplomatic boycott of Beijing Winter Olympics”. (2021年12月8日). https://globalnews.ca/news/8433493/canada-beijing-diplomatic-boycott-announcement/ 2021年12月8日閲覧。
- ^ “Kosovo boycotts Beijing Winter Olympics”. (2021年12月8日). https://alsat.mk/kosova-bojkoton-lojrat-olimpike-ne-pekin/ 2021年12月8日閲覧。
- ^ Daily: President Karis joining Beijing winter games political boycottERR 2021-12-25閲覧
- ^ Beijing Olympics boycott: Belgium follows in the footstep of US & UK TheBL 2021-12-25閲覧
- ^ Which Countries Are Boycotting China's Winter Olympics? Full List Newsweek 2021-12-25閲覧
- ^ a b “五輪開会式に「韓服」、スケートは失格 韓国で強まる中国批判:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2022年2月9日). 2022年2月11日閲覧。
- ^ 「五輪=開会式の韓服使用に「文化侵奪」と批判、中国が弁明」『Reuters』、2022年2月9日。2022年2月11日閲覧。
- ^ “北京五輪開会式の聖火最終ランナーにウイグル族女性 国際社会からの人権侵害批判に反論する狙いか:東京新聞 TOKYO Web”. 東京新聞 TOKYO Web (2022年2月5日). 2022年2月11日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2022年2月8日). “韓国選手団、ショートトラック失格でCASに提訴”. 産経ニュース. 2022年2月11日閲覧。
- ^ “高梨沙羅ら5選手を失格させた検査官「今年はみんなスーツのサイズが本当にひどかった、それに対抗した」決断に胸を張る:中日スポーツ・東京中日スポーツ”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ (2022年2月10日). 2022年2月11日閲覧。
- ^ “北京五輪「ジャンプ混合団体の悲劇」でささやかれる中国忖度説 不可解判定連発、この異常事態をどう理解すればよいのか”. JBpress. 2022年2月12日閲覧。
- ^ “中国、「親台湾」のリトアニアにつづきスロベニアにも「貿易制裁」”. wowKorea (2022年1月29日). 2022年2月12日閲覧。
- ^ “「#口を開いたビンドゥンドウン」に中国SNSで失望の声が広がる 大会側は「偽物」と否定”. www.nkt-tv.co.jp (2022年2月13日). 2022年2月13日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2022年2月12日). “マスコットはおじさん? 男性の声放送、大会側は火消しに”. 産経ニュース. 2022年2月13日閲覧。
- ^ “ビンドゥンドゥンはおじさん?:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2022年2月12日). 2022年2月13日閲覧。
関連項目
- 国際オリンピック委員会
- 冬季オリンピック
- 2008年北京オリンピック
- FIFAクラブワールドカップ2021 - 同時期に行われる国際スポーツ大会。新型コロナウイルスの影響や度重なる開催地変更による延期により、日程が本大会と重なる事態になった。
外部リンク
- 北京2022 オリンピック|冬季オリンピック競技大会 - 国際オリンピック委員会
- 2022 Olympics - Next Winter Olympic Games | Beijing 2022 (英語)
- 2022北京オリンピック・パラリンピック組織委員会サイト (英語、フランス語、中国語)
- 第24回オリンピック冬季競技大会(2022/北京) - 日本オリンピック委員会
- Beijing 2022 - Twitter
| |
---|---|
競技 - 憲章 - 賛歌 - 宣誓 - 式典(開会宣言者一覧)- 聖火(聖火点火者一覧) - シンボル - エンブレム - コングレス - 開催地選考 - 各国メダル獲得数 - メダリスト - IOCコード | |
夏季大会 |
|
冬季大会 |
|
夏季ユース大会 | |
冬季ユース大会 | |
注1:非公認の特別大会、注2:戦争のため中止、注3:2021年に延期 Category:オリンピック |