2023年のプロボウル

2023年のザ・プロボウル・ゲームズ
AFC NFC
33 35
ヘッドコーチ:
ペイトン・マニング
ヘッドコーチ:
イーライ・マニング
日付 2023年2月2日2月5日
スタジアム アレジアント・スタジアム
アメリカにおけるテレビ放送
ネットワーク ESPNABCディズニーXD

ザ・プロボウル・ゲームズ(The Pro Bowl Games)は、NFL2022年シーズンオールスターゲームで、2023年2月2日および5日にネバダ州ラスベガスアレジアント・スタジアムで行われたスポーツイベントである[1]。2023年からはプロボウル初の試みとして、前年までのタックルありの接触を伴うアメリカンフットボールの試合を実施するのではなく、スキル競技と接触を伴わないフラッグフットボールを実施することとなり、かつ改称された。また、ファン投票は2022年11月15日に始まり、AFC、NFC両チームのロースターは2022年12月21日に発表された[2][3]

背景

2022年8月9日、リーグはネバダ州パラダイスのアレジアント・スタジアムで2年連続でプロボウルを開催することを発表した。

近年、年俸の高騰と共に選手が負傷を怖がるようになり、プロボウルではタックルやブロックなどの危険な接触プレーを嫌がるようになっていた。審判も、ディフェンス選手が触れただけで、ボールキャリア―が倒れなくてもボールデッドを宣告するようになっていた。結果として緊張感に欠けた大味な試合が増えて批判を招き、リーグは廃止を含めてプロボウルを改革する意志を公表していた。

2022年9月26日に、リーグは2022年のプロボウルまでの接触を伴う試合を取りやめ、フラッグフットボールの試合を開催することを発表した[4]。また、今までの「スキルズショーダウン」のようなスキルを競い合うイベントは引き続き開催される。さらに、NFLは、イベントにエンターテイメント性を持たせるため、ペイトン・マニングと彼の率いるオマハ・プロダクションと提携した。2022年12月5日、プロボウルのコーチをペイトン(AFCチーム)と弟のイーライ・マニングNFCチーム)が担うことが発表された[5]

内容・結果

2023年2月2日と2月5日の2日間で行われた。 各スキルチャレンジの勝者には3点、フラッグフットボールゲーム1と2の勝者には6点が与えられる。最後のフラッグフットボールゲーム3は得点がそのまま加算され、カンファレンスの勝敗を決める。

2023年2月2日

  • Precision Passing
動く機械仕掛けのターゲットへのQBによる正確なパスを競う。デレック・カー(LV)が優勝し、AFCに3点。
AFC 3-0 NFC
  • Lightning Round
ペアを組み水風船キャッチ・パントキャッチ・パス的当ての全3ステージのゲームを勝ち抜く。ジョエル・ビトニオ(CLE)とトレイ・ヘンドリックソン(CIN)が最後まで勝ち残り、AFCに3点。
AFC 6-0 NFC
  • Longest Drive
ゴルフのドライブコンテスト。ジョーダン・ポイヤー(BUF)が優勝し、AFCに3点。
AFC 9-0 NFC
AFCの攻撃選手・守備選手、NFCの攻撃選手・守備選手の4チームによるトーナメント戦。NFCの攻撃チームが優勝し、NFCに3点。
AFC 9-3 NFC

2023年2月5日

フラッグフットボールの1本目。NFCが33-27で勝利し、NFCに6点。
AFC 9-9 NFC
  • Kick Tac Toe
ロングスナッパー、パンター、プレースキッカーによるストラックアウト。3×3の巨大パネルにボールを当て、三目並べの要領で先に1列完成させたチームの勝利。AFCが勝利し、AFCに3点。
AFC 12-9 NFC
  • Gridiron Gauntlet
選抜された6人による選手スキルにまつわる障害物リレー。NFCが勝利し、NFCに3点。
AFC 12-12 NFC
  • フラッグフットボール ゲーム2
フラッグフットボールの2本目。AFCが18-13で勝利し、AFCに6点。
AFC 18-12 NFC
  • Move the Chains
5人のチームがチェーンに繋がれた重量物を引っ張り、先に10ヤード運んだチームの勝利。AFCが勝利し、AFCに3点。
AFC 21-12 NFC
  • Best Catch
WRによるパスキャッチのアクロバットさを競う。アモン=ラ・セントブラウン(DET)が優勝し、NFCに3点。
AFC 21-15 NFC
  • フラッグフットボール ゲーム3
決勝ステージとなるフラッグフットボールの3本目。それまでに両チームが積み上げた得点である21-15の状態から試合開始となった。この試合でNFCが3本のタッチダウンを挙げ20点を獲得。最終スコア35-33でNFCの優勝となった。
スキルチャレンジ 前半 後半 Total
AFC 21 6 6 33
NFC 15 13 7 35

AFCチームロースター

AFC 2023
クォーターバック

ランニングバック

ワイドレシーバー

タイトエンド

タックル

ガード

センター

ディフェンスエンド

ディフェンスタックル

アウトサイドラインバッカー

インサイドラインバッカー

コーナーバック

セイフティー

スペシャルチーム

NFCチームロースター

NFC 2023
クォーターバック

ランニングバック

ワイドレシーバー

タイトエンド

タックル

ガード

センター

ディフェンスエンド

ディフェンスタックル

アウトサイドラインバッカー

インサイドラインバッカー

コーナーバック

セイフティー

スペシャルチーム

脚注

  1. ^ “2023 Pro Bowl Games Vote presented by Castrol now open” (英語). NFL.com. 2022年12月23日閲覧。
  2. ^ “2023 Pro Bowl Games: Complete AFC roster revealed” (英語). NFL.com. 2022年12月23日閲覧。
  3. ^ “2023 Pro Bowl Games: Complete NFC roster revealed” (英語). NFL.com. 2022年12月23日閲覧。
  4. ^ JAPAN.COM, NFL. “NFLがフラッグフットボールでスキルを競う“ザ・プロボウル・ゲームズ”を発表”. NFL日本公式サイト. 2022年12月23日閲覧。
  5. ^ JAPAN.COM, NFL. “NFCコーチのイーライがAFCコーチのペイトンとプロボウルで対決”. NFL日本公式サイト. 2022年12月24日閲覧。

外部リンク

  • 公式ウェブサイト