KIX-S

KIX-S
別名 The KIX-S(1997年 - 1999年)
出身地 日本の旗 日本
ジャンル
活動期間 1991年 - 1999年
レーベル
事務所 ドリーミックス
メンバー

KIX-S(キックス)は、ボーカリスト浜口司ギタリスト安宅美春からなる日本ハードポップユニット[5]。所属事務所はドリーミックス。メンバー構成やサウンドが酷似していることから『女性版B'z』と呼ばれることがあった[1][6]

渡辺音楽出版とビーイングの共同プロデュースによって、1991年8月21日アポロンのDreamixレーベルからアルバム『KIX-S』でデビューしたが、1997年RCAアリオラジャパンへ移籍と同時にThe KIX-S(ザ・キックス)と改名し、シングル「FLOWER & FLOWER 〜はなとはな〜」とアルバム『sunrise』を発表後、1999年2月24日に『The KIX-S 90's II 〜The BEST〜[7]の発売を最後に活動を休止した。

メンバー

名前 パート 生年月日 出身地 血液型
浜口司
(はまぐち つかさ)
ボーカル
作詞
(1971-04-14) 1971年4月14日(53歳) 大阪府泉大津市 O型
安宅美春
(あたか みはる)
ギター
コーラス
作曲
(1968-02-28) 1968年2月28日(56歳) 石川県金沢市 AB型

略歴

結成前

安宅美春は、ユニットとしてデビューする前である1990年に、B'zプロデュースによる「孤独のRunaway」でソロデビューしており、浜口司もデビュー直前に、近藤房之助坪倉唯子大黒摩季らが参加したカバーアルバム『ROYAL STRAIGHT SOUL』(1991年)で、スプリームスの「ストップ・イン・ザ・ネイム・オブ・ラヴ」をカバーしている。

1991年

8月21日アポロンのDreamixレーベルから1stアルバム『KIX-S』発売。

1992年

1月21日、2ndアルバム『LES=BEAT』発売。この頃から、『女性版B'z』と呼ばれるようになった[1]

6月21日、3rdアルバム『ONE NIGHT HEAVEN』発売。収録曲である「また逢える…」が、フジテレビ系ドラマ『君のためにできること』の挿入歌となり[8]7月21日シングルカットされた。

12月14日、4thアルバム『VIRGINITY』発売。

1993年

5月17日、2ndシングル「愛し過ぎてこわい」発売。表題曲は、テレビ朝日系ドラマ『ララバイ刑事'93』の主題歌に使用された[9]

11月22日、3rdシングル「もう一度TENDERNESS」発売。表題曲は、テレビ朝日系アニメ『機動戦士Vガンダム』の後期エンディングテーマに使用された[10]

1994年

2月14日、4thシングル「LOVIN' YOU」発売。表題曲は、テレビ朝日系『お茶とUN』のオープニングテーマに使用された[11]

6月21日、5thアルバム『MOTHER』発売。

9月28日、5thシングル「抱いて…抱きしめて」発売。表題曲は、テレビ朝日系『Jリーグ A GOGO!!』のテーマソングに使用された。

10月26日、6thシングル「MY LIFE」発売。表題曲は、TBS系『秩父宮賜杯 第26回全日本大学駅伝対校選手権大会』のテーマソングに使用された[12]

1995年

4月17日、7thシングル「NAKED WOMAN」発売。表題曲は、フジテレビ系『上岡龍太郎にはダマされないぞ!』のエンディングテーマ[13]、カップリングの「SENSATION」は、TBS系『ET!』の1994年11月度のオープニングテーマとしてそれぞれ使用された。

5月15日、6thアルバム『BODY』発売。

8月21日日本スーパーグループであるPYGの楽曲をカバーした8thシングル「自由に歩いて愛して」発売。表題曲は、TBS系『歌いこみ音楽隊!』のエンディングテーマに使用された[14]

11月13日、9thシングル「LOVE IN MY LIFE」発売。表題曲は、テレビ朝日系月曜ドラマ・イン花嫁は16才!』の挿入歌に使用された[15]

1996年

2月21日、8thアルバム『GORGEOUS』発売。

5月21日に、10thシングル「Dynamite」発売。表題曲は、フジテレビ系『プロ野球ニュース』のテーマソングに使用された[16]

9月21日、11thシングル「MOVING ON」発売。表題曲は、TBS系『COUNT DOWN TV』のオープニングテーマに使用された[17]。この作品を以て、KIX-S名義およびアポロンから発表した最後の作品となった。

1997年

バンド名をThe KIX-S(ザ・キックス)と改名したと同時に、レコード会社をRCAアリオラジャパンへ移籍。

4月23日、通算12thシングル「FLOWER & FLOWER 〜はなとはな〜」発売。表題曲は、フジテレビ系『木曜の怪談 '97』のオープニングテーマに使用された[18]

9月3日、通算13thシングル「DO YA!」発売。表題曲は、アサヒビール『フーパーズ・フーチ』のCMソングに使用された[19]

11月21日、通算14thシングル「EDEN」発売。表題曲は、オーストラリア政府観光局のCFイメージソングに使用された。

12月3日、通算9thアルバム『sunrise』発売。この作品を以て、RCAアリオラジャパンから発表した最後の作品となった。

1998年

レコード会社をテイチクのBAiDiSレーベルへ再度移籍。

時期不明、活動を休止を発表

9月23日ベスト・アルバムThe KIX-S 90's 〜The BEST〜』発売。

1999年

7月21日、ベスト・アルバム『The KIX-S 90's 〜The BEST〜』発売。この作品を以て、活動を休止した。

活動休止後

浜口は、ブロードウェイミュージカルRENT』に主役のミミ役として2年連続(1998年・1999年)で出演。その後、東宝ミュージカル『ブラッド・ブラザース』にミセス・ジョンストン役として2年連続出演するなど活動の幅を拡げた。2001年に、Cutting edgeから「TSUKASA☆」の名前で、CDデビューし2枚のシングルを発表する。

安宅は、2005年頃から東京都杉並区世田谷区に『ATAKA音楽教室』をオープンし、以降は講師活動に専念している。

2019年9月4日に、1stアルバム『KIX-S』から8thアルバム『GORGEOUS』までのオリジナル・アルバムと、ベスト・アルバム『The KIX-S 90's 〜The BEST〜』の音楽配信が開始された[20]

その他

  • TBSCOUNT DOWN TV』のゲストライブ冒頭での「COUNT DOWN TVをご覧のみなさん、こんばんは ○○です」というアーティストの定番挨拶は、KIX-Sが初めて発してから定番化した[20]

ディスコグラフィ

シングル

発売日 タイトル 楽曲制作 最高位
1st 1992年7月21日 また逢える… 作詞:浜口司
作曲:安宅美春
編曲:葉山たけし
4位
2nd 1993年5月17日 愛し過ぎてこわい 作詞:浜口司
作曲:安宅美春
編曲:葉山たけし
16位
3rd 1993年11月22日 もう一度TENDERNESS 作詞:浜口司
作曲:安宅美春
編曲:葉山たけし
23位
4th 1994年2月14日 LOVIN' YOU 作詞:浜口司
作曲:安宅美春
編曲:葉山たけし
19位
5th 1994年9月28日 抱いて…抱きしめて 作詞:浜口司
作曲:安宅美春
編曲:葉山たけし
15位
6th 1994年10月26日 MY LIFE 作詞:浜口司
作曲:安宅美春
編曲:葉山たけし
25位
7th 1995年4月17日 NAKED WOMAN 作詞:浜口司
作曲:安宅美春
編曲:高橋圭一 & KIX-S
19位
8th 1995年8月21日 自由に歩いて愛して 作詞:安井かずみ
作曲:井上堯之
編曲:高橋圭一 & KIX-S
25位
9th 1995年11月13日 LOVE IN MY LIFE 作詞:浜口司
作曲:安宅美春
編曲:高橋圭一 & KIX-S
30位
10th 1996年5月21日 Dynamite 作詞:浜口司
作曲:安宅美春
編曲:高橋圭一 & KIX-S with MST
40位
11th 1996年9月21日 MOVING ON 作詞:浜口司
作曲:安宅美春
編曲:KIX-S
23位
12th 1997年4月23日 FLOWER & FLOWER 〜はなとはな〜 作詞:浜口司
作曲:井上慎二郎
編曲:土橋安騎夫
37位
13th 1997年9月3日 DO YA! 作詞:浜口司
作曲:安宅美春
編曲:ファンキー末吉
65位
14th 1997年11月21日 EDEN 作詞:浜口司
作曲:安宅美春
編曲:西脇辰弥
圏外

アルバム

オリジナル・アルバム

発売日 タイトル 最高位
1st 1991年8月21日 KIX-S 77位
2nd 1992年1月21日 LES=BEAT 37位
3rd 1992年6月21日 ONE NIGHT HEAVEN 24位
4th 1992年12月14日 VIRGINITY 14位
5th 1994年3月22日 MOTHER 3位
6th 1995年5月15日 BODY 4位
7th 1996年2月21日 GORGEOUS 6位
8th 1997年12月3日 sunrise 41位

ベスト・アルバム

発売日 タイトル 最高位
1st 1998年9月23日 The KIX-S 90's 〜The BEST〜 34位
2nd 1999年2月24日 The KIX-S 90's II 〜The BEST〜 圏外

ビデオ

発売日 タイトル
1st 1994年11月21日 KIX-S/CLIP-S
2nd 1996年12月16日 KIX-S/CLIP-S II

タイアップ

楽曲 タイアップ
ONE NIGHT HEAVEN TBS『東京知恵熱ムスメ』エンディングテーマ
また逢える… フジテレビ系ドラマ『君のためにできること』挿入歌
愛し過ぎてこわい テレビ朝日系ドラマ『ララバイ刑事'93』主題歌
もう一度TENDERNESS テレビ朝日系アニメ『機動戦士Vガンダム』エンディングテーマ
LOVIN' YOU テレビ朝日系『お茶とUN』オープニングテーマ
抱いて…抱きしめて テレビ朝日系『Jリーグ A GOGO!!』テーマソング
MY LIFE 秩父宮賜杯 第26回全日本大学駅伝対校選手権大会テーマソング
NAKED WOMAN フジテレビ系『上岡龍太郎にはダマされないぞ!』エンディングテーマ
Moon Struck 日本テレビ系『新装開店!SHOW by ショーバイ!!』エンディングテーマ
自由に歩いて愛して TBS系『歌いこみ音楽隊!』エンディングテーマ
LOVE IN MY LIFE テレビ朝日系月曜ドラマ・イン花嫁は16才!』挿入歌
Everybody! Shake It Buddy! フジテレビ系『とれたてガバット』エンディングテーマ
Dynamite フジテレビ系『プロ野球ニュース』テーマソング
MOVING ON TBS系『COUNT DOWN TV』オープニングテーマ
FLOWER & FLOWER 〜はなとはな〜 フジテレビ系『木曜の怪談 '97』オープニングテーマ
DO YA! ASAHI「フーパーズ・フーチ」CMソング
EDEN オーストラリア政府観光局 CFイメージソング

関連項目

  • 渡辺音楽出版 - KIX-Sの原盤権ならびに音楽出版権を管理。尚、音楽出版権はビーイング共同プロデュース時の楽曲は両社で共同管理。
    • 渡辺ミキ - ワタナベエンターテインメントの代表取締役。
    • TRICERATOPS - 渡辺ミキがKIX-S休止後にプロデュースしたロックバンド。関連会社のマニアマニアから現在はTRINITY ARTISTに所属。
    • マニアマニア - Dreamixと同時期に渡辺ミキが代表していた芸能事務所。現在はワタナベエンターテイメントカレッジを運営する会社に業務変更され、所属タレントは関連会社のワタナベエンターテインメントもしくはTRINITY ARTISTに移籍している。
  • ビーイング
    • ビー企画室(旧:パスミュージック) - ビーイングの音楽出版会社。ビーイングがプロデュースしていた楽曲の出版権を、渡辺音楽出版と共同で管理。
    • Ading - ビーイングのA&Rを担当する会社。
    • 長戸大幸 - 音楽プロデューサー

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c “KIX・S / LES=BEAT(レズ・ビート) [廃盤]”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2024年7月5日閲覧。
  2. ^ “KIX・S / ヴァージニティ [廃盤]”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2024年7月5日閲覧。
  3. ^ “KIX・S / ゴージャス [廃盤]”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2024年7月5日閲覧。
  4. ^ “The KIX・S / サンライズ [廃盤]”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2024年7月5日閲覧。
  5. ^ “KIX・S”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2024年7月5日閲覧。
  6. ^ “The KIX・S / 90'S~The BEST [廃盤]”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2024-07-056閲覧。
  7. ^ “The KIX・S / 90's2~THE BEST”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2024年7月6日閲覧。
  8. ^ “君のためにできること”. テレビドラマデータベース. 2024年7月6日閲覧。
  9. ^ “愛し過ぎてこわい | KIX・S”. ORICON STYLE. 株式会社oricon ME. 2024年7月6日閲覧。
  10. ^ “STAFF”. 機動戦士Vガンダム. サンライズ. 2024年7月6日閲覧。
  11. ^ “LOVIN’YOU | KIX・S”. ORICON STYLE. 株式会社oricon ME. 2024年7月6日閲覧。
  12. ^ “MY LIFE | KIX・S”. ORICON STYLE. 株式会社oricon ME. 2024年7月6日閲覧。
  13. ^ “NAKED WOMAN | KIX・S”. ORICON STYLE. 株式会社oricon ME. 2024年7月6日閲覧。
  14. ^ “自由に歩いて愛して | KIX・S”. ORICON STYLE. 株式会社oricon ME. 2024年7月6日閲覧。
  15. ^ “花嫁は16才!”. テレビドラマデータベース. 2024年7月6日閲覧。
  16. ^ “Dynamite | KIX・S”. ORICON STYLE. 株式会社oricon ME. 2024年7月6日閲覧。
  17. ^ “MOVING ON | KIX・S”. ORICON STYLE. 株式会社oricon ME. 2024年7月6日閲覧。
  18. ^ “FLOWER & FLOWER | KIX・S”. ORICON STYLE. 株式会社oricon ME. 2024年7月6日閲覧。
  19. ^ “DO YA! | The KIX・S”. ORICON STYLE. 株式会社oricon ME. 2024年7月6日閲覧。
  20. ^ a b “90年代に活躍した女性ロック・デュオ「KIX・S」大量増曲!”. mora. 株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ (2019年9月4日). 2024年7月6日閲覧。
KIX-S
浜口司 - 安宅美春
シングル
アルバム
オリジナル
ベスト
関連項目
The KIX-Sに関するカテゴリ:
  • 日本のロック・バンド
  • 日本の音楽ユニット
  • アリオラジャパンのアーティスト
  • テイチクエンタテインメントのアーティスト
  • 1997年に結成した音楽グループ
  • 1999年に解散した音楽グループ
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