Suiren

Suirenは現在、高エネルギー加速器研究機構で運用中のスーパーコンピュータである。

PEZY ComputingExaScalerによって開発されるExaScaler-1を用いた倍精度浮動小数点演算での最大演算性能が395TFlopsの液浸冷却システムを備えたシステムである。[1]液浸冷却システムのため、同規模の計算能力の従来機よりも冷却効率が優れる。水辺の植物である「睡蓮」にちなんだ名称。2014年11月1日より稼動開始。

2014年11月のTOP500で369位にランクインし、Green500では2位になった。[2]

2015年6月のTOP500では366位、Green500では3位になった[3]

2015年11月のTOP500では498位だった。

概要

PEZY ComputingNEDOの助成を受けて開発していた1,024コアの低消費電力型メニーコアプロセッサであるPEZY-SCを256個搭載してExaScalerによって開発された4台の高効率の新液浸冷却システム『ESLC-8』で倍精度浮動小数点演算での最大演算性能395TFLOPSの小型スーパーコンピュータ『ExaScaler-1』が共同開発された[3]

関連項目

出典

  1. ^ 国産スーパーコンピュータ「ExaScaler-1」が稼働開始
  2. ^ なぜベンチャー企業がGreen500で2位となるスパコンを開発できたのか?
  3. ^ a b KEK小型スーパーコンピュータ「Suiren Blue(青睡蓮)」と「Suiren(睡蓮)」がスパコン消費電力性能ランキング「Green500」でそれぞれ世界第二位、第三位を獲得

外部リンク

  • TOP500のサイト
  • PEZY Computing
  • 「プレ・シンギュラリティ」の衝撃