T.50
ITU-T勧告T.50は、7ビットのラテン文字の文字コードの一種であるInternational Reference Alphabet(IRA、国際参照アルファベット)について定めた国際規格である。IRAは、かつての名称であるInternational Alphabet No. 5(IA5)とも呼ばれる。これより前に制定されたASCIIが、この文字コードのアメリカ合衆国版変種となるように定められた。
1988年11月より、ISO 646に対応している。現行のバージョンは1992年9月に制定された。
歴史
IA5が制定されるより前には、5ビットの文字コードであるITA2(International Telegraph Alphabet No.2)が使われていた。IA5は7ビットの文字コードとして実装され、1976年10月にCCITT勧告V.3として制定された。1984年に勧告名がT.50に改められた。
- T.50(1992年9月改訂、現行)
- T.50(1988年11月改訂)
- T.50(1984年10月改訂)
- V.3(1980年11月改訂)
- V.3(1976年10月制定)
使用例
この規格は、 RFC 3966 、 RFC 3939 などから参照されている。
また、シスコなどのアナログモデムで使用されている[1]。
出典
- ^ “AT Command Set and Register Summary for NM-8AM-V2, NM-16AM-V2, WIC-1AM, and WIC-2AM Analog Modem WAN Interface Cards - 2: Syntax and Procedures [Cisco 3600 Series Multiservice Platforms] - Cisco Systems”. Cisco.com. 2012年10月3日閲覧。
外部リンク
- Official ITU-T T.50 page
- Tech Info - Character Codes (IA5 and ISO 646)