Uptime
uptimeはUNIXやLinuxなどのOS上で、システムがどのくらいの時間稼働し続けているか(連続稼働時間)を表示するプログラムである。
ここで得られる連続稼働時間は、オペレーティングシステムが稼働中にクラッシュしたり管理運用上の再起動を行っていない時間を示しており、その信頼性や安定性を測るひとつの指標として用いられることもある。しかしながら長期間再起動していないということは、定期的にセキュリティパッチを適用していないということも示しているわけで、適正な管理がなされていない指標となることもある(セキュリティパッチは多くの場合再起動を要求するため)。
コマンドラインに指定できるオプション
なし
使用例
連続稼働時間に続き、ログイン中のユーザ数、1,5,15分あたりの平均負荷率も表示される。
$ uptime 04:20:00 up 1337 days, 2:52, 25 users, load average: 1.76, 1.26, 0.70
長期連続稼働記録
The Uptime-Projectが2007年3月1日に集計したところによれば、最長の連続稼働記録はOpenVMSを用いたシステムでの11年と303日20時間57分であった。また、2000年問題で再起動した以外は18年間の連続稼働記録を持つアイルランド鉄道のOpenVMSを用いたシステムもある[1]。
関連項目
参考文献
- ^ OpenVMS machine up for 18 years
外部リンク
- JM Projectのuptimeマニュアルページ
- uptime(1) man page (Solaris 10 Reference Manual) (英語)
- uptime(1) man page(HP-UX リファレンス)