レミー・ガードナー

レミー・クリストファー・ガードナー（Remy Christopher Gardner、1998年 2月24日 - ）は、オーストラリア出身のオートバイレーサー。2014年シーズンよりロードレース世界選手権に参戦。1987年500ccクラスチャンピオンワイン・ガードナーの長男。2021年Moto2チャンピオン。

概要

MotoGP

2022年にテック3・KTM・ファクトリー・レーシングより参戦することが決定した^[1]。

2024年では、モンスターエナジー・ヤマハ・モトGP所属のアレックス・リンスが右足と手首の怪我のため、第9戦ドイツGPに代走出場した^[2]。

スーパーバイク世界選手権

2023年はMotoGPでのシートを獲得できず、スーパーバイク世界選手権にGRTヤマハ・ワールドSBKチームから参戦することが報じられた^[3]。

戦績

ロードレース世界選手権

シーズン別

年	クラス	車両	チーム	出走回数	優勝回数	表彰台	PP	FL	ポイント	ランキング
2014年	Moto3	カレックス KTM	Kiefer Racing	1	0	0	0	0	0	32位
2014年	Moto3	KTM	Team Laglisse Calvo	2	0	0	0	0	1	32位
2015年	Moto3	マヒンドラ	CIP	18	0	0	0	0	6	30位
2016年	Moto2	カレックス	Tasca Racing Scuderia Moto2	12	0	0	0	0	8	26位
2017年	Moto2	テック3	テック3・レーシング	17	0	0	0	0	23	21位
2018年	Moto2	テック3	テック3・レーシング	15	0	0	0	0	40	19th
2019年	Moto2	カレックス	ONEXOX TKKR SAG Team	18	0	1	1	1	77	15位
2020年	Moto2		ONEXOX TKKR SAG Team	13	1	4	2	1	135	6位
2021年	Moto2		レッドブル・KTM・アジョ	18	5	12	3	3	311	1位
2022年	MotoGP	KTM	テック3・KTM・ファクトリー・レーシング	6	0	0	0	0	13	23位
2024年	MotoGP	ヤマハ	モンスターエナジー・ヤマハ・MotoGP	1	0	0	0	0	0*	26位*

レース別

（凡例）（太字はポールポジション、斜体はファステストラップ）

年	クラス	チーム	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12	13	14	15	16	17	18	19	20	順位	ポイント
2020年	Moto2	カレックス	QAT 5	SPA 7	ANC 14	CZE 13	AUT Ret	STY 3	RSM DNS	EMI	CAT 16	FRA 2	ARA 5	TER 4	EUR 3	VAL 7	POR 1						6位	135
2021年	Moto2	カレックス	QAT 12	DOH 16	POR Ret	SPA 17	FRA 11	ITA 10	CAT Ret	GER 14	NED Ret	STY 4	AUT 7	GBR 1	ARA 2	RSM 2	AME Ret	EMI 7	ALG 1	VAL 10			1位	311
2022年	MotoGP	KTM	QAT 15	INA 21	ARG 17	AME 20	POR 14	SPA 20	FRA Ret	ITA 19	CAT 11	GER 15	NED 19	GBR 18	AUT 20	RSM 19	ARA 16	JPN 19	THA Ret	AUS 15	MAL 18	VAL 13	23位	10
2024年	MotoGP	ヤマハ	QAT	POR	AME	SPA	FRA	CAT	ITA	NED	GER 19	GBR	AUT	CAT	RSM	KAZ	INA	JPN	AUS	THA	MAL	VAL	26位*	0*

スーパーバイク世界選手権

凡例
ボールド体のレースはポールポジション、イタリック体のレースはファステストラップを記録。
R1＝レース1、R2＝レース2、SP＝スーパーポールレース

年	バイク	1			2			3			4			5			6			7			8			9			10			11			12			順位	ポイント
年	バイク	R1	SR	R2	R1	SR	R2	R1	SR	R2	R1	SR	R2	R1	SR	R2	R1	SR	R2	R1	SR	R2	R1	SR	R2	R1	SR	R2	R1	SR	R2	R1	SR	R2	R1	SR	R2	順位	ポイント
2023年	ヤマハ	AUS 12	AUS Ret	AUS 10	INA DNS	INA 14	INA 7	NED 8	NED 12	NED 6	SPA 10	SPA Ret	SPA 13	ITA 9	ITA Ret	ITA 10	GBR 10	GBR 15	GBR 12	ITA 11	ITA 11	ITA 11	CZE 11	CZE 6	CZE 6	FRA 15	FRA 11	FRA 8	SPA 7	SPA 10	SPA 9	POR 6	POR 4	POR Ret	SPA Ret	SPA 6	SPA 4	9位	156
2024年	ヤマハ	AUS Ret	AUS 6	AUS 12	BAR 15	BAR 9	BAR 7	NED 4	NED 4	NED 3	MIS 6	MIS Ret	MIS 8	GBR 10	GBR 13	GBR 11	CZE 5	CZE 5	CZE 4	POR 10	POR 15	POR 12	FRA	FRA	FRA	ITA	ITA	ITA	ARA	ARA	ARA	POR	POR	POR	SPA	SPA	SPA	8位*	122*

脚注

^ “ポイントリーダーのレミー・ガードナーが最高峰クラスに昇格”. MotoGP.com (ドルナスポーツ). https://www.motogp.com/ja/news/2021/06/02/ポイントリーダーのレミー-ガードナーが最高峰クラスに昇格/376565 2 June 2021閲覧。
^ “ヤマハ、レミー・ガードナーをMotoGP第9戦ドイツGPに代役で起用。欠場のリンスは右足と手首の手術完了”. as-web.jp (オートスポーツ). https://www.as-web.jp/bike/1098936 2024年7月13日閲覧。
^ “Remy to join Yamaha in WorldSBK from 2023”. remygardner.com (15 September 2022). 16 September 2022閲覧。

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、レミー・ガードナーに関連するメディアがあります。

MotoGP.com Rider Profile

2024年のスーパーバイク世界選手権を戦うチームと出走ライダー

Aruba.itレーシング - ドゥカティ	バーニ・スパーク・レーシングチーム	モトコルサ・レーシング	チーム・ゴーイレブン	マルク・VDS・レーシングチーム
1 バウティスタ 11 ブレガ	9 ペトルッチ	21 リナルディ	29 イアンノーネ	14 S・ロウズ

パタ・ヤマハ・プロメテオン・SBK	GYTR GRTヤマハ・ワールドSBKチーム	ヤマハ・モトックスレーシング・ワールドSBKチーム	GMT94・ヤマハ	カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK
55 ロカテッリ 65 J・レイ	77 エガーター 87 ガードナー	28 B・レイ	5 エッテル	22 A・ロウズ 47 バサーニ

カワサキ・プッチェッティ・レーシング	チームHRC	ペトロナス・MIEレーシング・ホンダチーム	ROKiT BMWモトラッド・ワールドSBKチーム	ボノボ・アクション・BMW
53 ラバト	7 レクオナ 97 ビエルヘ	27 ノルディン 95 マッケンジー	54 ラズガットリオーグル 60 ファン・デル・マーク	31 ガーロフ 45 レディング

その他のライダー：10 シャーリン (JDTレーシングチーム)、24 スピネッリ (バーニ・スパーク・レーシングチーム)、36 メルカド (ペトロナス・MIEレーシング・ホンダチーム)、51 ピロ (Aruba.itレーシング - ドゥカティ)、75 ロペス (ペトロナス・MIEレーシング・ホンダチーム)、79 ギリム (ペトロナス・MIEレーシング・ホンダチーム)

2024年のロードレース世界選手権MotoGPクラスを戦うチームと出走ライダー

ドゥカティ・レノボ・チーム	モンスターエナジー・ヤマハMotoGP	プリマ・プラマック・レーシング	レプソル・ホンダ・チーム	レッドブルKTMファクトリー・レーシング	LCRホンダ
1 バニャイア 23 バスティアニーニ	20 クアルタラロ 42 リンス	21 モルビデリ 89 マルティン	10 マリーニ 36 ミル	33 ビンダー 43 ミラー	5 ザルコ 30 中上

チーム・グレシーニMotoGP	ガスガス・ファクトリーレーシング	プルタミナ・エンデューロ・VR46レーシングチーム	アプリリア・レーシング	トラックハウス・レーシング
73 A・マルケス 93 M・マルケス	31 アコスタ 37 A・フェルナンデス	49 ディ・ジャンナントニオ 72 ベッツェッキ	12 ビニャーレス 41 A・エスパルガロ	25 R・フェルナンデス 88 オリベイラ

その他のライダー：6 ブラドル (HRC・チーム)、26 ペドロサ (レッドブルKTMファクトリー・レーシング)、32 サヴァドーリ (アプリリア・レーシング)、35 クラッチロー (ヤマハ・RS4GP・レーシングチーム)、44 P・エスパルガロ (レッドブルKTMファクトリー・レーシング)、87 ガードナー (モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)

テック3

主なチーム首脳

エルベ・ポンシャラル（英語版） (創設者)

現在のライダー

MotoGP	ペドロ・アコスタ (31) アウグスト・フェルナンデス (37)
Moto3	ジェイコブ・ロールストン (12) ダニエル・オルガド（英語版） (96)
MotoE	ニコラス・スピネッリ (29) アレッサンドロ・ザッコーネ（英語版） (61)

過去のライダー

マシン

MotoGP	ヤマハ・YZR500 (2001年-2002年) ヤマハ・YZR-M1 (2002年-2018年) KTM・RC16 (2019年- )
Moto3	KTM・RC250GP（英語版） (2019年- )
MotoE	エネルジカ・エゴ・コルサ（英語版） (2019年-2022年) ドゥカティ・V21L (2023年- )

ワールドチャンピオン

2000年オリビエ・ジャック (250 cc)

表話編歴モンスターエナジー・ヤマハMotoGP
主なチーム首脳	ダビデ・ブリビオ（英語版） (チームマネージャー)
現在のライダー	ファビオ・クアルタラロ (20) アレックス・リンス (42) レミー・ガードナー (87, Rd.9-10)
過去のライダー	マックス・ビアッジカルロス・チェカマルコ・メランドリアレックス・バロス阿部典史バレンティーノ・ロッシコーリン・エドワーズホルヘ・ロレンソ吉川和多留ベン・スピーズ中須賀克行マーベリック・ビニャーレスフランコ・モルビデリカル・クラッチロー
マシン	YZR500 YZR-M1
ワールドチャンピオン	1975年ジャコモ・アゴスチーニ 1978年ケニー・ロバーツ 1979年ケニー・ロバーツ 1980年ケニー・ロバーツ 1984年エディ・ローソン 1986年エディ・ローソン 1988年エディ・ローソン 1990年ウェイン・レイニー 1991年ウェイン・レイニー 1992年ウェイン・レイニー 2004年バレンティーノ・ロッシ 2005年バレンティーノ・ロッシ 2008年バレンティーノ・ロッシ 2009年バレンティーノ・ロッシ 2010年ホルヘ・ロレンソ 2012年ホルヘ・ロレンソ 2015年ホルヘ・ロレンソ 2021年ファビオ・クアルタラロ

250 cc/Moto2クラス世界チャンピオン

250 ccクラス

1940年代	1949 ブルーノ・ルフォ
1950年代	1950 ダリオ・アンブロジーニ 1951 ブルーノ・ルフォ 1952 エンリコ・ロレンツェッティ 1953 ヴェルナー・ハース 1954 ヴェルナー・ハース 1955 ヘルマン・パウル・ミューラー 1956 カルロ・ウビアリ 1957 セシル・サンドフォード 1958 タルクィニオ・プロヴィーニ 1959 カルロ・ウビアリ
1960年代	1960 カルロ・ウビアリ 1961 マイク・ヘイルウッド 1962 ジム・レッドマン 1963 ジム・レッドマン 1964 フィル・リード 1965 フィル・リード 1966 マイク・ヘイルウッド 1967 マイク・ヘイルウッド 1968 フィル・リード 1969 ケル・キャラザース
1970年代	1970 ロドニー・ゴウルド 1971 フィル・リード 1972 ヤーノ・サーリネン 1973 ディーター・ブラウン 1974 ウォルター・ヴィラ 1975 ウォルター・ヴィラ 1976 ウォルター・ヴィラ 1977 マリオ・レガ 1978 コーク・バリントン 1979 コーク・バリントン
1980年代	1980 アントン・マンク 1981 アントン・マンク 1982 ジャン＝ルイ・トルナドール 1983 カルロス・ラバード 1984 クリスチャン・サロン 1985 フレディ・スペンサー 1986 カルロス・ラバード 1987 アントン・マンク 1988 アルフォンソ・ポンス 1989 アルフォンソ・ポンス
1990年代	1990 ジョン・コシンスキー 1991 ルカ・カダローラ 1992 ルカ・カダローラ 1993 原田哲也 1994 マックス・ビアッジ 1995 マックス・ビアッジ 1996 マックス・ビアッジ 1997 マックス・ビアッジ 1998 ロリス・カピロッシ 1999 バレンティーノ・ロッシ
2000年代	2000 オリビエ・ジャック 2001 加藤大治郎 2002 マルコ・メランドリ 2003 マヌエル・ポジャーリ 2004 ダニ・ペドロサ 2005 ダニ・ペドロサ 2006 ホルヘ・ロレンソ 2007 ホルヘ・ロレンソ 2008 マルコ・シモンチェリ 2009 青山博一

Moto2クラス

2010年代	2010 トニ・エリアス 2011 ステファン・ブラドル 2012 マルク・マルケス 2013 ポル・エスパルガロ 2014 エステベ・ラバト 2015 ヨハン・ザルコ 2016 ヨハン・ザルコ 2017 フランコ・モルビデリ 2018 フランチェスコ・バニャイア 2019 アレックス・マルケス
2020年代	2020 エネア・バスティアニーニ 2021 レミー・ガードナー 2022 アウグスト・フェルナンデス 2023 ペドロ・アコスタ